経験者から学ぶ 障害ある人の一人暮らし
横浜市総合保健医療センターで1月31日、地域で暮らす部会主催の研修が行われた。テーマは、「一人暮らしにトライした時の気持ちと今の生活!〜先輩から学んでみる〜」。区内で一人暮らしをする森本かおりさん(43)と渡辺翔夢さん(23)が、当事者や地域の支援者など参加者42人に自身の生活を語った。
双極性障害2型の森本さんは、初めての一人暮らしを26〜27歳頃で経験。現在は3度目の一人暮らしを実行している。作業所や病院に通い、ヘルパーの力を借りながら生活する。「何かあれば相談できる環境であることが一人暮らしを長続きさせるコツ」と話した。
渡辺さんは気胸の手術をした後遺症で雨の日は胸が痛くなる。障害者手帳所持者が住める物件を相談員と探し、2023年から一人暮らしを開始した。一人暮らしのきっかけや良かったこと、アドバイス等を伝えた。
森本さんは「自分の経験が人の役になったら嬉しい」、渡辺さんは「緊張したけど『まずはやってみる』ことの大切さが伝われば」と口にした。