真剣に値札ラベルを剥がす客、固唾をのんで見守る店員―― 直売所での1コマ描いた漫画に5.4万人ほのぼの
田舎での生活の一幕を描いた漫画が、X上で話題になっている。
作者は、Xユーザーのアオトウ(@aotoudai)さん。
2025年2月17日に投稿したのは、直売所での体験を描いた作品だ。
レジで支払いを済ませたアオトウさんは、購入した商品の値札シールを爪で剥がそうとした。
人に送るためのものだったからだという。
その場で粘着力と格闘していたところ、様子を見ていたレジスタッフが......。
シンクロする2人の凍級
「取りましょうか?」
店員さんが、代わりにシールを剥がそうかと申し出てくれたのだ。
アオトウさんは自分でやると答えつつ、シールを剥がしたい理由を説明する。
人に送るものであれば、値札シールはキレイに剥がしたいところ。しかし、シールの一部が商品のパッケージにへばりついてしまい、アオトウさんと店員さんに緊張が走る。
それでも冷静に反対側の端から剥がし直すアオトウさん。下の方からも攻めていくなど、慎重に作業を進める。
その場を支配するのは、シールがはがれていく「ペリ... ペリ... ぺ...リ... ぺ...リ...」という音のみ。店員さんも、自分が剥がしているかのように真剣な表情だ。
そして......。
格闘中にひっそりと...
見事、跡を残さずシールを剥がすことに成功した!
アオトウさんは「いよっしゃあ」と歓声をあげ、固唾をのんで見守ってくれていた店員さんも「上手ぅ~!!」と称賛。
そこで2人はふと我に返り、やたら真剣になっていた自分たちを思い返しておかしくなったのか、顔を見合わせて笑い合ったのだった。
「今日も平和」――その言葉通りの、心温まるエピソードだ。
しかも、シール剥がしに格闘している間、店員さんは固唾をのんで見守っているだけではなかったという。
アオトウさんは話題の投稿にぶら下げる形で、店員さんにフォーカスした2コマも投稿した。
「レジの人、多分シールのかすが少し残ったらテープでペタペタして取ってくれるつもりで、途中セロハンテープの切れ端を作って持ってくれてた 結局きれいに取れたから捨ててたけど、心の中でテープいただいておいた」(アオトウさんの投稿より)
な、なんてやさしい世界なんだ......。
心が洗われるようなほっこりエピソードに、X上では5万4000件以上のいいね(19日朝時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「あったけぇ」 「ほのぼのでいいなあ」 「愛が溢れた空間ですね」 「こういう些細なことで、どんどん喜べる毎日は素敵です」