パン職人の技を体験 藤技連インターンシップ
長後製パン(齋藤伸一社長)で25日、市と市技能職団体連絡協議会が連携して実施する「職人版インターンシップ」が行われた。これは技能職を希望する若年者に、優秀な技能者を紹介し、実際の仕事を体験してもらう企画で、若者の就労支援と次世代の技能者の育成につなげる狙いがある。毎回市内の任意の事業所が受け入れを担当しており、長後製パンで同事業が行われるのは初めて。今回は18日、25日、来月1日の3日間で実施される。
この日参加者は午前6時から休憩をはさんで午後3時まで、職人の技を間近で見て、パンの成形方法などを学んだほか、「てりたまブレッド」など総菜パンの製造を体験した。
参加者は「なかなか大きな企業や職人のノウハウを学べる機会はないのでありがたいし、助かる」と感想を話した。
同社の齋藤社長は「職人の技術は奥深いもの。体験を一つのきっかけとして捉えてもらえたら」と語った。