学び合い、質高める 「研究授業」を開催 和光鶴川小・校長に聞く
真光寺町の和光鶴川小学校で教員同士が学び合う研究授業が行われている。各教員の力を高め、授業の質向上を図る取り組み。大野裕一校長=写真=に聞いた。
――どんな授業
「授業を他の教員が見学し、その時の気づきなどを担当した先生にフィードバックすることで成長につなげてもらう取り組み。自分では自らの授業の良し悪しが分からない。そのため、第三者の視点をそれぞれの授業の質を高めてもらうために役立ててもらおうと考えている。見学した先生にとっても学びが多く、年間10回以上行っている」
――新任教員の学びの場になっている
「そう。授業を見てもらうことも、他の先生のものを見学することも、いずれも良い経験になる。自分の授業を見てもらう場合、新任の教員は当初、余裕がないことが多いが、徐々に慣れてくると見学者を楽しませようと工夫するようになる。成長したと感じる場面だ」
一般公開も
――授業を一般に開放することもある
「公開研究会として実施している。今年1月にも、『子どもも教師もワクワクする授業づくり』という主題で開催した。教師にとって『教えることは喜びであること』を皆さんと共有したいという思いがあった。充実した時間になった」
――積極的に授業を開放していきたいと
「学校の枠を超えて、教員同士学び合っていければと考えている。それが町田における教育の発展につながれば。現在も他校との交流を進めているが、公開研究会などに多くの方が参加してもらえるようになればいいと思う」
――教育に関する研究を行う民間団体の実験校になっている
「そのため、当校は新たな取り組みに積極的に挑戦し、周囲に対して発信してきた。今後も改革を進めていきたい考えだ」