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B級だけどA級!! マーベル最新作『サンダーボルツ*』がメッチャいい! マーベルご無沙汰の人は観たらいいかも!!

ロケットニュース24

2025年5月2日、マーベル最新作『サンダーボルツ*』が公開される。本作は今年2月に公開された「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」に次ぐ、マーベル36作目の映画作品だ。

記者は一足先に同作を鑑賞してきたが、この段階で結論を申し上げてしまうと『サンダーボルツ*』はメッチャいい! 「久しくマーベル映画は観てないな~」という方も『サンダーボルツ』は楽しめる……ハズだ。

・ヒーロー不在

まず前提を申し上げておくと、現在MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界に「アベンジャーズ」はいない。ざっくり言えば「ヒーローたちがソロで活動している環境」だと思えばいいだろう(例外もあり)。

ところがどっこい、アベンジャーズがいなくなった世界にも脅威は容赦なく襲ってくる。世界は「アベンジャーズ」の再来を待つ雰囲気が そこはかとなく漂っている状況だ。

そんな中、本作で結成されるのが『サンダーボルツ*』である。その特徴は全員が落ちこぼれであること。キャラの格付け的にはウィンター・ソルジャーの名でも有名な「バッキー」を除き、全員B級と言っていいかもしれない。

エレーナ:ロシアで養成されたウィドウ(暗殺者)。ブラック・ウィドウの妹分で同等の戦闘力を持つ。

レッド・ガーディアン: ソ連がキャプテン・アメリカに対抗するために生み出した超人兵士。エレーナとナターシャの父役を務めていた。

USエージェント: 一時、政府から “2代目キャプテン・アメリカ” を任命されていた元陸軍兵士。現在は資格をはく奪されている。

ゴースト: あらゆるものをすり抜けてしまう能力の持ち主。現在は特殊なスーツを身に着けスパイとして活動する。「アントマン&ワスプ」の敵役。

どのキャラクターもどちらかといえば “ヴィラン(敵役)寄り” であることが特徴だが、そのアウトローな雰囲気こそが『サンダーボルツ*』の魅力と言えるだろう。

・アウトロー

すなわち「ソー」や「ハルク」ほどの戦闘力は無いし、「アイアンマン」や「ドクター・ストレンジ」ほどの頭脳も皆無。当然「キャプテン・アメリカ」ほどの正義感も持ち合わせていない。

だがしかし、その不完全さが逆にイイ! それぞれが鬱屈とした想いを胸に秘め、今日という日を何とかやり過ごす。それぞれのキャラクターが「等身大の人間」として描かれている点は非常に好感が持てた。

また、マーベル作品のお楽しみは何と言っても戦闘シーン! マーベルの戦闘シーンは言わば“肉”なので、それだけでハッピーになれる!! 『サンダーボルツ*』も見応えのある戦闘シーンが数回用意されていた。

さらに本作で本格的に始動したCIA長官の「ヴァレンティ―ナ」が非常にいい味を出している。敵なのか、味方なのか? いずれにせよ曲者感がハンパではなく、今後の作品でも注目のキャラなのではないだろうか?

・マーベルA級

ネタバレになってしまうため多くは語れないが「キャラはB級だけど映画の出来としてはA級」なのが『サンダーボルツ*』を観た率直な感想だ。ご無沙汰の人も、久々のマーベル作品にはちょうどいいかもしれない。

その他、キャラクターの思い切った使い方など、絶頂期のマーベル作品を『サンダーボルツ*』はチラホラ思い返させた。落ちこぼれ集団たちがあがきまくる『サンダーボルツ*』は2025年5月2日公開だ。

参考リンク:サンダーボルツ*
執筆:P.K.サンジュン
Photo:(c) 2025 MARVEL

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