猫を『緊急時』に呼び戻すときの方法4選 脱走や災害時…猫を無事に捕獲するには
猫を「緊急時」に呼び戻す方法4選
1.名前を呼ぶ
猫は自分の名前を覚えることができるので、名前を呼んだら出てきてくれることがあります。しかし、名前を呼ぶだけで呼び寄せるには相当な訓練が必要になるでしょう。
日頃から猫に「飼い主に呼ばれて近くに行くと、良いことがある」と教え込まなければなりません。
上手にできたときは、おやつを使ったり盛大に褒めたりしてみましょう。
2.ご飯やおやつを用意する
ご飯の袋を開けるガサガサという音や、缶詰を開ける音などに反応して近くによってくる猫も多いのではないでしょうか。
我が家の猫たちは、おやつを食べるときに使うお皿の音を聞くと近くに寄ってきます。「この音がすると美味しいものがもらえる」と学習しているのです。
食べるのが好きな猫には効果的な方法なので、ご飯をあげるときは何か音をセットにして与えるようにすると、音だけでも反応して近くによって来るようになります。
3.猫の好きな音を出す
おもちゃやビニールの袋など「カシャカシャ」とした音や紙袋やダンボールといった飼い猫の好きな音を出してみるようにしましょう。
音に反応してひょっこり出てくるかもしれません。日頃から音の出る素材のもので遊ぶ習慣があると反応しやすくなるので試してみてください。
4.鳥や小動物の声を聞かせる
猫は鳥や小動物の鳴き声を聞くことで狩猟本能が刺激されてスイッチが入ります。そのため、獲物を狩ろうと姿を見せることがあるようです。
動画の配信サイトなどで簡単に音声を流すことができるので、飼い猫の居場所を見つけたいときに流してみると良いかもしれません。
また、他の猫の鳴き声に反応することもあります。特に子猫の声に反応する猫が多いようなので、飼い猫の反応を見ながら色々と試してみるようにしてください。
猫が脱走してしまったときは
猫が飼い主の隙をつき脱走してしまったり、地震などの災害で飛び出してしまったりして外に出てしまうことがあります。
そのようなときはまず、私たち飼い主が冷静になることが大切です。ここで慌てて飛び出し、やみくもに探し回ったり大きな声で呼び続けたりしてしまうと、猫が怯えてしまいかえって見つけるのに時間がかかってしまうことがあります。
完全室内飼いの猫であれば、自宅からあまり離れたところには行かないことが多いので、まずは自宅周辺の捜索から始めましょう。
飼い猫の好きな食べ物やおもちゃを使って隠れていそうなところを探してみてください。名前を呼ぶときは優しく呼びかけるようにすると猫が怯えずに済みます。
外で暮らした経験のある猫であれば、少し遠くまで逃げてしまっているかもしれません。保護されている可能性もあるので、事前にマイクロチップや首輪などを使って身元が分かるようにしておくとスムーズに引き取ることができます。
まとめ
猫が脱走や災害時に行方不明になってしまった場合、いかに早く見つけ出せるかが重要です。
室内で飼われている猫にとって、外の世界で生きていくことは容易ではありません。事故や怪我のリスクが高いため、日頃から飼い猫を呼び寄せる訓練をしておくと良いでしょう。
猫は学習能力の高い動物ですが、呼び寄せるようにするには根気よく練習する必要があります。
食べ物やおもちゃを上手く活用し、いざというときに困らないようにしておきましょう。