新図書館関連などの一般会計補正予算案や2023年度決算案を上程、四日市市議会が開会
三重県四日市市議会の8月定例月議会が28日開会し、2023年度一般会計などの決算案、新図書館関連費用を含む2024年度一般会計補正予算案など25議案と報告2件が上程された。会期は10月7日まで。
森智広市長が議案説明をした。2023年度決算案については、全体像についてのほか、比率が高いほど財政の硬直化が進んでいるとされる経常収支比率について説明があり、前年度比で01ポイント減の80.7%と、2022年度の中核市平均92.0%に比べても、財政構造の弾力性が高い良好な水準にあることが示された。
水道事業、市立四日市病院事業、下水道事業、食肉センター食肉市場、農業集落排水事業の公営企業の資金不足については、いずれの会計も引き続き「赤字なし」であり、当年度純損失を計上した市立四日市病院事業についても資金不足は生じていないとの説明がされた。
2024年度一般会計補正予算案の補正の内容については、新図書館の新しい候補地になった市役所北の区域で事業範囲を確定させる測量などの調査を行う費用、市が国の学校問題解決のための支援体制構築モデル事業に採択されたことに伴う経費の増額、農林水産関連で産地生産基盤パワーアップ事業補助金の増額、消防指令システム整備事業費の増額などの補正などを挙げた。
8月定例月議会は30日に議案質疑と委員会付託があり、各委員会での審議に入る。一般質問は9月26日から始まる予定。