温室ドームがお化け屋敷に 怖さ別に3段階 フルーツパークで初のホラーイベント
■はままつフルーツパークでお化け屋敷 8月25日まで期間限定
浜松市の「はままつフルーツパーク」で初めてのホラーイベント「怨室(おんしつ)のくぇだもの」を開催している。フルーツを育てる温室ドームがお化け屋敷に一変し、パイナップルやスイカなどのお化けが身を潜めている。猛暑を忘れる期間限定のイベントとなっている。
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はままつフルーツパークは1年を通じてフルーツ狩りを楽しめる。施設ではイチゴやサクランボといった定番からイチジクなど珍しいフルーツまで、年間15種類ほどを育てている。今の時期はブドウやナシ、イチジクやリンゴを収穫できる。採った分を量り売りしているため、1個から摘み取れるところも特徴だ。
園内にはセグウェイやレンタサイクルなどのアクティビティ、さらにキャンプやグランピングも満喫できる。はままつフルーツパークは子どもが楽しんだり、大人がのんびり過ごしたりできる施設として人気を集めている。だが、今夏はギャップのあるイベント開催に踏み切った。
普段は南国の植物やフルーツを植栽している温室ドームが夕方から、お化け屋敷に変わる。施設として初となるホラーイベント「怨室(おんしつ)のくぇだもの」は温室と怨室を引っかけて、けだものと果物を掛け合わせて「くぇだもの」と表現した。
■謎解きクリアで景品 時間帯で変わる3段階の恐怖レベル
お化け屋敷は果物をモチーフにしている。全長150メートルを歩きながら、5か所のチェックポイントで文字を集めてゴールを目指す。捨てられて朽ちたくぇだものたちが温室で大切に育てられた果物に嫉妬して、温室を乗っ取ろうとしている設定。くぇだものが出してくる難題を解いて成仏していく。謎解きをクリアすると景品を受け取れる。
「怨室(おんしつ)のくぇだもの」は8月25日まで期間限定で開催される。時間は午後5時15分から9時まで。時間帯によって怖さが変わる3部制となっている。
小学校低学年向けの「プチパワー(午後5時15分から6時15分)」は日暮れ前の明るい場所を歩き、お化けの動きも遅いという。小学校高学年向きの「チュウパワー」は薄暗い中、お化けに加えて音の演出もある。上級者向けの「フルパワー(午後7時45分から午後20時45分)」は懐中電灯を手に暗闇の中を進んでいく。
料金は大人1500円、小中学生850円で、事前予約販売は100円割引き。未就学児は無料となる。
(SHIZUOKA Life編集部)