f5ve、渋谷の屋上にエイリアンメイクで登場!渋谷音楽祭で新曲パフォーマンス!!
10月19日・20日、SHIBUYA109にて「SHIBUYA109 L♡VE MUSIC FES ~Dress up for art and music~ @MAGNET by SHIBUYA109屋上イベントスペース『MAG’s PARK』」が開催された。本イベントはSHIBUYA109の開業45周年を記念し、「お気に入りの洋服に着飾って音楽とアートを楽しもう!」をテーマに、ファッション・音楽・アートを融合させた音楽アートフェス。「シルバー」「ピンク」「メタリック」のドレスコードも用意され、土日の2日間にわたってさまざまな音楽シーンで活躍・注目のアーティストやDJが集結した。本稿では、20日に出演したf5veのレポートをお届けする。
最終日となる20日の19時、会場である渋谷のスクランブル交差点を見下ろす7階建てビル、MAGNET by SHIBUYA109の屋上では、DJのN²が回すターンテーブルのスクラッチ音が、2日間にわたる音楽の祭典のフィナーレの合図を告げる。f5veは前日の19日深夜にも、本イベントの開催を記念して行われたアフターパーティーにN²とともに出演。翌夜となるこの日も立て続けにN²のDJプレイでパフォーマンスするf5veが見られるというだけあって、会場には国籍や年齢を問わず幅広い観客が集結し、その登場を待ち侘びていた。
「どうも〜!こんばんは!渋谷、楽しんでますか?」「それではまずはこの曲で盛り上がりましょう!」N²の紹介で登場したf5veは、KAEDEの元気な声で集まった観客に笑顔で挨拶。ステージの幕開けは、チカチカと繰り返すサビと平成ギャルらしいパラパラのダンスがアイコニックな「Underground」だ。観客はペンライトを振ったり一緒にパラパラダンスを踊ったりと、好き好きに体を揺らしながら熱狂した。そんな光景に、f5veのメンバーたちも「皆さん(ダンス)ばっちりですね!」「もしかして私たちの ヲタ芸動画見ましたか?」と嬉しそうな表情だ。さらにf5veは「SHIBUYA109、45周年おめでとうございます!」と祝辞を述べ、今もSHIBUYA109によく足を運ぶと話した。
この日の彼女たちは、最新曲「UFO」のOfficial MV同様、真っ白なつけまつ毛と大きな黒いコンタクトで、エイリアンを模したヘアメイク。メンバーたちは「このメイクは今回限りかな?(笑)」と顔を見合わせつつも、「f5veなりのおしゃれをしてきました!」と、f5veの活動だからこそできる経験に胸を弾ませた。楽曲に合わせて姿をガラッと変身させる、固定概念に囚われないビジュアルも彼女たちの魅力の一つだが、そういったビジュアルやコンセプトを楽しみながらステージに立っているようだ。
「次の曲、なんだと思いますか?」「本当に聞きたいですか?」そんなコミュニケーションも入れながら場を沸かせ、続く「Lettuce」「Firetruck」では、メンバーが振り向くごとにオーディエンスから海外からやってきたと見られる観客からも歓声が飛ぶ。マイクを持った腕を客席に伸ばし、オーディエンスを煽りながら音に乗るKAEDEや、ラストサビ前に発した「SHIBUYA are you ready?」と勢いづけるRUIの声は、秋風が頬を掠める渋谷の屋上の温度をどんどん上昇させる。
最後を飾るのは、f5veのプロデューサーであるBloodPop®とA.G.Cookの共作だという最新曲「UFO」。f5veのリスナーには英語圏のファンも非常に多いが、横文字の歌詞をあえてカタカナ英語風に、より日本語っぽく歌ったというエピソードや、〈あなたは勝っていない〉という少しカタコトのように感じる日本語歌詞の歪みも、どこか不思議な雰囲気を纏ったエイリアンを感じさせる。今のf5veの名刺代わりとなる4曲全てを歌い終えたf5veは、手を振りながら颯爽とステージを後にした。
正真正銘のJ-POPでしか表現できない質感でJapanese cultureの粋を散りばめ、音楽を通じて世界にレペゼンしている彼女たちは、今や「日本から世界へ」を飛び越え、「日本と世界」を主戦場としている次世代のアイコン。時期は未定であるものの、既にアルバム収録曲のレコーディングも行っているといい、今後リリースされる作品や国内外での活動にも、さらに注目が集まること間違いなしだ。
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