オフシーズンに整えておきたい!個人的に「ベストバイ」なジグケース4選!!
寒波や悪天候で出船中止となり、釣行できないことが多い気がするウィンターシーズン。動画を見たり釣具屋に行ったりと、道具の手入れをする頻度が増えてきました。
今回の記事では、釣りに行けない時期にジグ(メタルジグなど)を整理するなかで、個人的にいろいろ試したジグケースのうち「ベストバイ」と感じたものとアレンジについて紹介したいと思います。
ジグケースのアレンジ
ジグケース紹介の前に、まずは「ジグケースのアレンジ」について紹介します。今までいろいろなジグケースを試行錯誤のうえ使用してきました。釣具店と100円均一ショップ、ホームセンターに何度も通っては吟味を繰り返し、たどり着いた基本のアレンジが2点あります。
滑り止め加工
いろいろなケースを手に持って眺めたり、実際に使用して気付いたのですが、「滑り止めがない」商品がひじょうに多いように感じます。船釣りをするうえで、揺れる船上でケースをひっくり返してしまった経験がある方も多いはずです。かくいう私も新品のジグを落としてしまい、使ってもいないのにボロボロになったり、帰宅後に洗わなければならないといった経験をしました。
以前は滑り止め加工に、100円均一ショップのシールタイプの小さなクッションゴムを貼っていたのですが、ガシガシと使ううちにシールがズレたりと、釣行中でも不安がありました。
そんななか、ホームセンターでふと見つけた「滑り止め」が本当に秀逸で、目からウロコでした。
以前使用していたクッションゴム(左)とホームセンターで新たに発見した滑り止め(右)
正式な商品名は分かりませんが、「カーペットやマット用の滑り止めテープ」です。値段もネットショップを見ると3mのもので500円前後とコスパもGOOD! ロールタイプなので好きな長さにカットし貼ることができます。ガシガシ使ってもシールがズレることもなく、グリップ力もかなり高いため安心して使えます。恐らく地震があっても、物置内でジグケースが倒れることもないと確信しています。
クッション加工
同様にいろいろなケースを見て気付いたのですが、初めから「クッション加工を施してある商品はそう多くない」というのも気になる点です。ジグをケースで持ち歩くガサガサ音はカッコいい(?)反面、ジグとジグが擦れている証拠でもあります。貧乏性な私は、使っていないジグにキズが付くのがイヤなので、ジグケースにはほぼクッション加工を施しています。
こちらも正式な商品名は分かりませんが、「波型のウレタンスポンジ」が便利なアイテム。ホームセンターでは、アタッシュケースか工具ボックスが並ぶ近くに置いてあることが多いです。ネットショップを見ると38cm×30cmのもので800円前後となります。
この波型のウレタンスポンジをジグケース内に敷くのですが、ケースのサイズごとにカットして利用でき、必要ないときにはサッと取り外せるのがポイント。ホームセンターで実物の波の大きさを確認してから試すことをオススメします。
ショートジグケース
前置きが長くなりましたが、いよいよ本題の「ベストバイ」と感じたケースの紹介。まずは「ショートジグケース」からです。
青物ジギングだけでなく、タイジギングやサワラキャスティングなど、ショートジグを使う釣りモノはかなり多いですね。私の場合、45gくらいから180gまでのショートジグがとにかく多く、自宅でいざ釣行の準備をしようと思っても、どこに何があるか分からないなんてこともしばしば…。
釣行の準備を時短するために、
釣りモノごとにケースを分けて保管
ケース内は重くてもよいので大量に収納
ケース内を分かりやすく仕分けする
物置内を効率よく収納・整理する
をポイントにしています。
サワラキャスティングの場合
サワラキャスティング用のショートジグケースは、
・手返しをよくするため、よく使うジグにはフックを付けっぱなしにしておきたい
・フックを付けたままジグケースにバサっと入れてしまうと、フック同士が絡んでしまう
・替えのブレードフックも一緒に収納したい
という点が悩みでした。
こんな悩みを解決してくれたのが、「ディープケースD-1200ST(明邦化学工業)」。
2段になっており、仕切り板もたくさん付いていますが、下段は仕切り板をすべて外し「波型のウレタンスポンジ」でクッション加工。クッション加工をすることで、ケース内でジグがあばれることもなく、フックが絡み合うこともほとんどなくなりました。そして上段は、フックサイズごとに仕切り板で仕分けしています。
フックを付けたまま、かつ、替えフックも一緒に収納といった悩みの解消だけでなく、カラーと重さもパッと見て分かるのも、ベストバイなポイントでした!
青物ジギングの場合
青物ジギングのショートジグは、サワラキャスティングのジグと違いセッティングするフックを釣行ごとに替えています。そのため、基本的にはフックも何も付けない状態で持ち歩くことが多いです。
大量に持ち運ぶ際は「インナーストッカーBM-L(明邦化学工業)」を使っています。
この、縦置き型のケースは「サッと取り出しやすい」のがメリットです。ただ、縦置き型のケースだと…、
・ジグ同士が当たってしまうため、高級なタングステン製のジグがキズ付いてしまう
・サイズ的にセミロングやロングジグは収まりきらない
というのが大きな悩みでした。
セミロングジグやロングジグのケースは後述しますが、高級なタングステン製ジグだけでも保護し、さらに収納力を兼ね備えたケースはないのか探していたところ、「EDGE 3700 THIN(PLANO)」というケースがよさそうだと思いさっそく購入。余分なスペースがあるとジグがケースにぶつかってしまうと思い、「浅いタイプ」をチョイスしてみました。
試しにジグとフックをカラーやウェイトごとに分けて収納してみましたが、実際に収納してみるとまだまだジグとケース(蓋)の間にスペースがあり、悩み解消とまではいきません…。
波型のウレタンスポンジだとジグが収まらないため、再度ホームセンターで物色したところ、「セルスポンジ」というものを発見!! セルスポンジを仕分けたスペースごとに切って試してみると、かなりいい感じに! ジグだけでなく仕分けたスペースにフックも収納ができ、かなりの満足度です。
ジグと蓋の間のスペースを解消するためにセルスポンジを加工
隙間が埋まってかなりいい感じに! (左が加工前、右が加工後)
ちなみに、当アイテムは「フック専用ケース」としても秀逸です
ジグの保護と収納に長けているといったベストバイなポイント以外にも、PLANOのEDGEシリーズは以下のような特長があると感じました。まさに釣り仕様の高性能ケースといった印象です。
・ワンハンドで開閉ができる
・再利用可能な乾燥剤が仕切り板になっている
・防水性の高さ
・何を入れているケースか側面のラベルシートに記入できる
セミロングジグ&ロングジグケース
ジグをサッと取り出せるような手返しのよさは、ケース選びにおいてひじょうに重要なポイントです。かといって前述したように、セミロングジグやロングジグといった長いジグは縦置きが難しいのです。
いままでは縦置きできるサイズのセミロングジグを置いて、セミロングジグの間にロングジグを横に挟み、タックルボックスに収納して持ち歩いていました。収納力はひじょうに高いのですが、「見える化できない」「ジグ同士がぶつかってしまう」というのが大きな悩みとなっていました。
またまたホームセンターやインターネットで情報収集をしていたところ、ふと、ショートジグでベストバイと感じたPLANO社製の商品が気になり、再度調べてみることに。すると、「EDGE クランクベイト 3700(PLANO)」という、悩みを解決してくれそうな商品を発見!
シリコン素材でできた「フィンガー」という剣山のような独特の形状が、ジグの干渉を解消してくれそうだと思い、さっそくロングジグを収納してみるとイイ感じに。
ロングジグが14本スッポリ入りました
セミロングジグも左右にサイズごとに分けてしまえばキレイに収まります。縦置き型のケースよりも収納力は劣りますが、ジグを持っていき過ぎないよう厳選すれば十分。ジグ同士の干渉を防止できています。
さらに、ケース縦横の幅が同じ規格のため、複数のケースを重ねた際にスッキリ収まり、保管時の整理整頓がしやすいのも、ベストバイなポイントの一つに加えたいところです。
タイラバケース
ジグではありませんが、オフショアゲームのなかでも人気のタイラバ。タイラバヘッドの収納にも悩みがありました。
タイラバヘッドの形状が球体のため、また、「海底に落として巻く」「潮の変化にともないウェイトを変更する」といったタイラバゲームの特性上から、
・球体(ヘッド)の周りの余分なスペースが意外と余ってしまう
・小分けのケースだとスペースに余分ができ、ケース内であばれてしまう
・ヘッド自体によく傷が付き、ウェイト表記が消えていく
・ウェイトごとにタイラバヘッドの位置をまとめておきたい
といった悩みがありました。
これまでは100円均一ショップで買ったケースに、やはり波型のウレタンスポンジでクッション加工を施していましたが、ウェイトごとにまとめていても釣行時に混ざって分からなくなるなんてことも…。
そこで、ホームセンターで工具コーナーを中心に何かよいものがないか探していたところ、「LIFELEX インターロックケース LFX-90-138(コーナン商事)」という商品を発見しました。
仕切りが6つに分かれており、まずは波型のウレタンスポンジをすべての仕切りに敷き詰めました。そして、よく使用する45g、60g、80g、100gのウェイトごとに仕分け、さらに余った2つの枠は特殊形状のヘッドを収納することにしました。これで、ヘッドが転がってケース内で混ざってしまう心配もありません。
ほかにも、「インターロック機構」「手持ち付き」「同じケースを積み重ねて接続可能」といった特長があり、悩み解消以外にもベストバイなポイントが盛りだくさんでした。
といったワケで、私にとってのベストバイだったケースを紹介させてもらいました。
100%要望を満たすケースはなかなか見つけることが難しいですが、悩みのポイントを整理し、イメージしながら探してみると意外と見つかるものです。また、足りない部分はアレンジすれば限りなく100%に近付けることも可能ですので、いろいろとご自身で工夫してみてくださいね。
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レポーター
プロフィール:fisherman0123
うどん県在住
鳴門と瀬戸内海をメインにタイラバやジギングなど、オフショアのルアーゲームをやっています。