プロ野球くふうハヤテのGMが退任 横浜ベイスターズで監督 ドジャース傘下でコーチ歴任
■静岡市出身の山下大輔GMが退任 球団顧問に就任
プロ野球ウエスタン・リーグのくふうハヤテベンチャーズ静岡は、山下大輔GM(ゼネラルマネージャー)が12月31日をもって退任すると発表した。球団の顧問に就任する。山下GMは静岡県民に感謝するコメントを発表した。
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静岡市清水区出身の山下GMは清水東高校から慶応大学に進んだ。慶応大学からドラフト1位で大洋ホエールズ(現:横浜DeNAベイスターズ)に入団。プロ4年目の1977年に遊撃手で連続守備機会無失策のせ・リーグ記録を樹立するなど、球界屈指の名手として知られた。ダイヤモンドグラブ賞(現:ゴールデングラブ賞)は8度受賞している。
現役引退後も野球界で存在感を見せている。1993年に横浜ベイスターズの内野守備コーチで指導者の道をスタートし、1998年にはヘッドコーチとして38年ぶりのリーグ優勝と日本一に貢献した。
その後は横浜の監督、東北楽天ゴールデンイーグルスやロサンゼルス・ドジャース傘下のマイナーでコーチを務めた。そして、2023年10月にウエスタン・リーグに新規参入が決まったくふうハヤテのGMに就任した。GMは1年での退任となったが、今後は顧問としてチームを支える。球団を通じて次のコメントを発表した。
「静岡の皆様へ この度、くふうハヤテベンチャーズ静岡のGMを退任することになりました。一年間の活動を通じて、多くの 方々に支えられ、心より感謝申し上げます。これからは顧問として、静岡を応援していきます。引き続き、皆様のご活躍を楽しみにしています。ありがとうございました」
くふうハヤテは山下GMの退任と顧問就任と同時に、球団統括を務めた榎本滉一朗さんの退団も発表した。榎本さんは九州の独立リーグ・火の国サラマンダーズの球団職員を経てくふうハヤテに入った。
(SHIUZOKA Life編集部)