【ライブレポート】GADORO、魂を揺さぶる圧巻のパフォーマンスで会場を魅了!<SAMURAI SONIC Vol.7>
10月19日、音楽フェス 「SAMURAI SONIC Vol.7」 (サムライソニック) が、千葉・幕張メッセにて開催されている。
【写真】魂を揺さぶる圧巻のパフォーマンスで会場を魅了したGADORO(全7枚)
「SAMURAI SONIC」は打ち鳴らせ、魂動 (こどう) をコンセプトに、2021年11月に初開催され、今回 で7回目を迎える。
このイベントにGADOROが出演。「ハダシノボウケン」が始まった瞬間、会場から大歓声が巻き起こる。熱量の高いラップが、瞬時に会場の空気を掴んだ。
続くパートでは、初めにGADOROが自己紹介。「みんなの鼓膜を俺に預けてくれよ」と呼びかける。鋭いラップが歌い終えるごとに、歓声と拍手が沸き起こる。アカペラを披露していく度に、次第にオーディエンスは彼の言葉の世界に引き込まれていく。
次に披露された「RUNNER」では、「幕張まだまだ走りきれますか?ついてきてくれ!」と煽り、軽快なリズムに乗せて、会場全体が心地よく体を揺らす。
MCでは、「サムライソニックに来てるみんなが楽しんでくれているのが、それだけが願いです」と誠実な想いを語った。
続いて、「自遊空間 Remix」。オリジナルより難易度が高いremixをGADORO一人で披露。「セイ!」の掛け声に、オーディエンスも「イェイイェイイェイ!」と声を上げて応える。圧巻のパフォーマンスで無事に歌い上げると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。
続くMCでは、「宮崎県児湯郡高鍋町に住んでいて、そこで音楽を作っている」と自身のルーツを語る。その瞬間、温かい拍手が沸き起こり、そのMCに続き、「ここにいよう」へ。メロウなメロディーに乗せて、ステージは優しい空間へと変わっていった。
さらに「Walk」を披露すると、MCで来年の4月29日(昭和の日)に横浜アリーナでのワンマンライブが決定したことを報告。会場からは大きな歓声が上がった。
そして静かに父親へ向けた想いをラップにのせると、「クソ親父へ」が始まった。歌い始めると空気は一変、しんみりとした空気が流れ、オーディエンスは静かに聴き入る。最後、父に向けたメッセージをラップで歌うGADOROの瞳は、どこか潤んでいるようにも見えた。
「カナデ」が流れ始めると、再び会場に熱が戻る。最後のMCでは、「楽しかった?」と問いかけ、「みんなが向かう先、あそこ(出入り口を指差し)は出口じゃなくて入り口だから」と、未来へ向かうオーディエンスへエールを送った。そして唐突に「どん兵衛好きですか?」と問いかけると、ラストナンバー「彩り七味」へと繋げた。
最後には渾身のアカペラを披露し、ステージを締めくくった。終了後、会場を去っていくオーディエンスたちは感動の少しざわついた様子を見せながら、興奮した様子の表情を浮かべていた。
【SAMURAI SONICとは】 今年で7度目の開催となるSAMURAI SONIC。今回のテーマは「青炎讃歌」。青色の炎は、約1000℃を超えて完全燃焼している炎の状態。人の持つ「強い信念」や「強い志」になぞらえて、【青炎】と表現している。一流のアーティストが奏る音楽と共に、SAMURAI SONICの出演者と観客の人生を、青炎の勢いで最大限に応援したい!という意味が込められている。