「悪縁を絶ち、良縁を引き寄せる」おすすめの神社&お寺さんはココ!今話題の本から学ぶ“縁切りのコツ”
パワハラ上司、ブラックな職場、ダメンズな彼、不倫の恋…。
悪縁に悩まされていませんか?
人との縁って、「煩わしい」「嫌だ」と思っても、いざ切るのってなかなか難しいものですよね。人との縁というより、自分の中にある「悪習慣」や「過去への執着」「未練」を絶ちたいという方も多いでしょう。
悪縁を絶ち切り、良縁を引き寄せるには、今まで通りの思考や行動パターンを変えることが必要になります。
今話題の書籍『幸福の縁切り神社とお寺さんー悪縁を絶ち、良縁を結ぶ!』(富士川碧砂/著・さくら舎)より、「悪縁を絶ち良縁を引き寄せるコツ」についてお伝えします。
「縁切り」は前向きな選択肢の一つ
『幸福の縁切り神社とお寺さんー悪縁を絶ち、良縁を結ぶ!』の著者である富士川碧砂先生は、テレビ出演多数の人気開運占い師です。
富士川先生の元には、悩みを抱える方が日々たくさん訪れます。中でも、『縁切り』に関するご相談はとても多いそうです。
ただ、同じ『縁切り』でも、昔と今では質が少し違うようです。
昔は、縁切りの相談というと、「夫は浮気相手と別れてくれますか?」「好きな人が奥さんと別れてくれますか?」というような恋愛や不倫絡みがほとんどでした。
しかし、今は、
・「転職のタイミングはいつですか?」
・「会社を辞めて起業したいけど、成功するにはどうすればいいですか?」
・「パワハラ上司と縁切りできますか?」
など、職場の人間関係に関する縁切り、転職やキャリアアップのご相談がとても増えているのだとか。
恋愛・不倫絡みに関しても、
・「不倫した夫と別れるのに一番いいタイミングはいつですか?」
・「夫と別れたいのですが、どんな仕事なら私は自立できるようになりますか?」
など、「縁切りを自分の人生で一番プラスになる形で実行したい」「縁切りして自立するにはどうすればいいか」などの方向のご相談が多いそうです。
昔は「縁切り」というとネガティブ・マイナスなイメージが強いものでしたが、今は「自分の人生をプラスに導くための手段・方法」といった捉え方がされているのですね。
実際、富士川先生も、数々の鑑定を行う中で、「縁切りは前向きな選択肢の一つ」と肌で感じているとのこと。
本書で明記されていますが、「縁切りと良縁成就はワンセット」。
悪縁のお片付けをして、そこに新しいスペースを作ると、スッキリするだけでなく、良縁を引き寄せることができるのです。
縁切りに神社やお寺さん参拝がおすすめな理由とは?
自分の力だけではどうにもできない悪縁を切るには、どうすればいいのでしょう?
色々方法はありますが、神社やお寺に参拝して『神仏にお頼みする』ことは、昔から日本人が行ってきた風習の一つ。その歴史はとても長いものです。
『神仏にお頼みする』ことのメリットについて、本書では以下のように書かれています。
非日常に身を置くことを仏教では、「ハレ」と「ケ」という概念で教えています。
「ハレ」は非日常。そして「ケ」は日常をあらわします。
日常で疲れが溜まることを「ケガレ」と言います。
つまり「気」が枯れるのです。
日本に受け継がれた開運法は、この「ハレ」の世界で「ケガレ」を祓うことを日常に取り入れたものが実にたくさんあります。
お正月や季節の行事など「ハレ」の日を設けて、「ハレ」ならではのお食事や催しをする。
そこのことで、自分のケガレが祓われていくのです。
神社やお寺に行くことも「ハレ」の実践です。
自分が立つ土俵をずらすことで、浄化、邪気除け、つまり縁切りが叶うのです。
幸福の縁切り神社とお寺さんー悪縁を絶ち、良縁を結ぶ!
縁切り神社&お寺さん3選
本書の第4章から第6章で紹介されている縁切り神社&お寺さんは、全国12箇所。
そのうち3つをご紹介します。
京都:安井金比羅宮
「縁切りといえばココ!」と言われるぐらい日本で一番有名な神社です。
「縁切り縁結び碑」には、「形代(かたしろ)」という身代わりのお札が無数に貼られています。
・「夫と浮気相手の縁を切ってください」
・「好きな人と結婚できますように」
・「病気と縁が切れますように」
・「転職できますように」
などなど切実な願いが形代に書かれ、巨石に貼られている様は、一種異様な雰囲気だとか。
著者の富士川先生は参拝後、「自分の心の中にあるモヤモヤをこの碑に託し、重荷をおろしたような感覚」「自分の心の中の執着からの縁切りの感覚」を得られたそうです。
東京・板橋:縁切榎
東京ナンバーワンと言われる縁切りのパワースポット、縁切榎。
自動販売機に1000円を入れてボタンを押すと、ビニールに入った絵馬セットが出てきます。中には、絵馬と小さなお守り、個人情報保護シールが入っています。絵馬には榎の木の絵と、「善縁をむすび 悪縁をたつ」の文字。なんだかカジュアルな雰囲気で、縁切りの雰囲気とはかけ離れているような気さえしますね。
しかし縁切りのパワーは本物です。富士川先生は、会社の人間関係で悩んでいたお客様に、自宅から近いこともあり「縁切榎にお参りしたら?」とおすすめしたそうです。
すると、「お参りしてすぐに会社の方針で部署移動があり、悩みだった人間関係から解放されました!不思議です!」とご報告をいただいたとか。
神奈川・鎌倉:東慶寺
徳川家康に縁切寺としての役割を正式に認められたお寺の1つです。(もう1つは群馬の満徳寺)
とても美しいお寺で、縁切り寺というより、「花の寺」として有名で、四季折々のお花を楽しむことができるのだとか。撮影禁止のため、たくさんの方がスケッチを楽しんでいるのだそうです。
本書には「現実のドロドロした世界からいったん離れて、自分自身を見つめ直す機会を与えてくれる。そんな厳しくも優しいエネルギーを持った縁切り寺です」と書かれています。
「あの人との縁を切りたい」と思った時に注意したいこと
「縁切りをしたい」とあなたが願う相手は、きっとあなたにとって嫌な思いをたくさん抱かせてきた人でしょう。憎む気持ちや恨む気持ちも強くて当然です。
ですが、相手との縁切りを願うとき、富士川先生によると、“してはいけないこと”があるそうです。
それは、「相手がいなくなりますように」など、相手の不幸を願うこと。
このような恨みのこもった願いは、不幸を引き寄せることが多いのです。
なぜなら、潜在意識は「主語」を区別できません。
「相手が不幸になりますように」ということは、「自分が不幸になりますように」と願っていることと同じで、自分に不幸を引き寄せてしまうのだそうです。
神社やお寺さんなど霊的なパワーが強い場所では、なおさら注意したいですね。
では、どのように願うのがいいのでしょう?
「縁切りによって、相手も私も、最高の幸せをつかめますように」
など、相手の幸せも自分の幸せも願うことが大事なのだそうです。
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『幸福の縁切り神社とお寺さんー悪縁を絶ち、良縁を結ぶ!』(富士川碧砂/著・さくら舎)には、今回ご紹介したこと以外にも、悪縁を絶ち良縁を結ぶ上で大切なことがたくさん書かれています。
悪縁に悩まされている方、良縁を引き寄せたい方は、ぜひご覧になってみてください。
(mimot.(ミモット)/黄本 恵子)