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「通り魔」が相次ぎ心配…専門家に聞く身の回りのものでできる対処法とNG行動

Sitakke

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12月、福岡県北九州市のファストフード店で中学生の男女2人が男に刃物のようなもので刺され、女子生徒が死亡、男子生徒が深い傷を負った事件。

兵庫県神戸市では、地下鉄三宮駅の改札付近で、通りがかった75歳の女性が49歳の女に背中など2か所を刃物で刺されました。

どちらも面識のない相手からの「通り魔」的犯行でした。

一方、北海道でも、根室振興局で包丁を所持していたとして73歳の無職の男が銃刀法違反の疑いで逮捕されています。

もし刃物を持った人物と遭遇してしまった場合、どうすればいいのでしょうか?

連載「じぶんごとニュース」

大切なのは”逃げる”こと

防犯のプロ、ALSOK北海道の岩崎樹一郎警備第一課長に聞いてみると、その答えはずばり「逃げる」一択!

その時、重い荷物があれば迷いなく捨てることもポイントです。

逃げ方にもポイントがあります。

しっかりと犯人を見て、同時に周りを見ながら後ろに下がることが大切だということです。

“傘やマフラー”も有効

また、身を守るために“傘”も有効活用できるといいます。

傘を相手の顔に向け、バタつかせて距離をとります。

傘には長さがあるので、少し安心感がありますね。

また、上着やマフラーも活用できるアイテムの一つです。

横に振り回すのではなく、バツを描くような形で振り回します。
刃物を持っている相手の場合、刃先から肘を狙い、ナイフを払い落すようにすると効果的です。

傘よりも不規則な動きになるので、相手がなかなか近づけない状況を作ることが出来ます。

カバンを使って対処

カバンを使った対処法については、まずはカバンごと押して逃げることが基本。
さらにリュックなら振り回して対処することもできます。

ただ、これらの行動は、逃げたり、隠れたりするのが難しいときに相手を怯ませて逃げるチャンスを作るための「最終手段」です。

やってはいけないNG行動

今回さまざまなポイントを教えてくれたALSOK北海道の岩崎樹一郎警備第一課長

一方で、これは危ない!というNG行動もぜひ覚えておきましょう。

①背中を向ける、しゃがみ込む

相手に背中を向けると、後ろから刺される可能性があるのでNGです。

しっかり相手を見て、その上で逃げるということが大切です。

②通り魔に反撃する

相手を倒そうとすると、逃げるチャンスを失う可能性があります。
相手は一人とは限りません。
やはり、しっかりと「逃げる」ことが大切です。

通り魔への防犯対策

通り魔への防犯対策についても、アルファセキュリティーの新井富美男代表に聞いてみました。

まずは、やはり、異変を察知したらすぐ逃げること。

そして、人混みなどでは周囲の状況に配慮することで、痴漢やスリの対策にもつながります。

そもそも「不審者と会って逃げる」という状況を作らないことが大切なので、夜道や危険な場所で1人歩きをしないことも心がけたいですね。

明るいところ、人の多いところを歩いていれば必然的に助けも来やすくなります。

スマホ・携帯・音楽などでながら歩きをすると、危険を察知するのが遅くなるので、こちらもNGです。

自分も、大切な人も守るため、できることを見直してみましょう。

連載「じぶんごとニュース」

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年12月19日)の情報に基づきます。

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