山大卒の女性初海将 近藤奈津江さんが「里帰り」講演会
海上自衛隊大湊地方総監で海将の近藤奈津江さんによる無料講演会「自衛隊初 女性海将となって今伝えたいこと」が、11月2日(土)午後2時から3時半まで開かれる。会場は、山口大学吉田キャンパス(山口市吉田)内の大学会館。
「卒業生や、キャンパスのある地域住民とのつながりを深められるよう」に、2013年から実施されている同大の「ホームカミングデー」における特別講演会で、同大同窓会の主催。
昨年12月、女性として初めて海上自衛隊で階級が最も高い海将に昇任した近藤さんは、同大の卒業生。そこで「一つの判断が人の命、国の存亡にかかわる仕事であり、われわれの想像を超える覚悟と緊張の中、どのように任務に就いているのか。また、今の立場だからこそ、われわれに伝えたいことを聞きたい」と招かれた。
定員(先着順)は、会場が295人、オンラインが300人。聴講希望者は、フォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeWWKttqGsgxbq4OONR3oObJeTp1cy1ZxiupFYM_162zipNrw/viewform)で申し込む。問い合わせは、同大基金事務局(TEL083-933-5622)へ。主催者は「自衛隊トップの話を直接聞ける機会。ぜひ聴講を」と呼びかけている。
近藤さんは、1966年岩国市生まれ。1988年の同大人文学部卒業とともに、中学校の国語教員に。翌年海上自衛隊に入隊し、2010年に1等海佐、2016年に海将補に昇任。2023年12月から現職。青森県むつ市にある大湊地方隊は、青森県以北の海上を警備区とし、戦略上重要な宗谷海峡・津軽海峡の防衛警備に当たっている。