逆に嫌われるかも…男性が内心「やめてくれ!」と思っている女性からの好きアピール5選
好きな人には積極的に愛情表現をする、という女性は多いと思います。
気持ちを伝えてもらえるのは男性にとってもうれしいことだけど、「これってどういう意味?」と考えてしまうようなアプローチは、応じることが難しいのであまり歓迎できない場合も。
思いを届ける愛情表現は、自分だけの満足ではなく相手の「受け取りやすさ」まで想像すると、コミュニケーションがスムーズに進みます。
実は男性が苦手に感じている愛情表現には、どんなものがあるのでしょうか。
男性が「あまりうれしくない」と思う愛情表現とは
何も言われないよりは、当然あったほうがうれしいのが愛情表現ではありますが、なかにはわかりづらかったり受け取りにくかったり、男性が困惑するものもあります。
特にツンデレのように一見するとネガティブに感じられる言動は、それが好みの男性以外には通用しにくいのが現実です。
よくあるのが、男性側がどう受け止めていいかわからずにスルーしてしまい、それを見て「脈なしなのだ」と女性が決めつけてしまうことです。
せっかく好きになったのなら、前向きな感情のやり取りを楽しみたいですよね。
気持ちを伝えるなら、相手の気持ちを考えることが大切。
男性ができればやめてほしいなと思う愛情表現について、ご紹介します。
1.「どうせ私なんて」とすねる
「会社で後輩の女の子を好きになったのですが、会話していると『どうせ私なんてダメですよね』って卑下するのがつらくて諦めました。本人は謙虚なつもりかもしれないけれど、すぐに『どうせ』って言う人は責任感がないように見えて苦手ですね」(25歳/デザイナー)
「女性で何かあると『どうせ私なんて』とかすねてみせる人っているけど、こっちのフォロー待ちなことが伝わると好意が萎えます。何ていうか構ってちゃんぽくって、こっちに気があるなら普通に会話してくれるのが一番うれしいですね」(30歳/企画)
謙虚さや控えめな自分を伝えるつもりで「どうせ」という言葉を使うのは、聞かされる男性にとっては「フォローしなくては」と思わされるのがうれしくないポイント。
すねる、卑下する姿は「根が暗そう」と感じる男性もいて、いわゆる「構ってちゃん」に見えるという声もありました。
自分に気があるからそんな態度をとるとわかっていても、一番うれしいのはやはり「普通に会話が盛り上がる」こと。
男性の反応を期待してすねるのではなくスムーズな会話を心がけるのが、好意を育てる愛情表現といえますね。
2.「考えたらわかるでしょ」とごまかす
「元カノですが、俺から告白したときに返事があいまいで、でもふたりきりのデートもしてくれるから『俺のこと好きなの?』と聞いたら『考えたらわかるじゃん』と呆れたように返されてカチンときました。何で素直に好きって言えないの?」(31歳/営業)
「女友達を好きになり向こうもその気があるかなって思うのですが、あれこれと世話を焼いてくれるから『何で?』と聞いたら『考えたらわかるでしょ』と言われて、こっちに答えさせようとするのがちょっと面倒くさかったですね」(28歳/配送)
男性でも答えをぼかすように「考えたらわかるでしょ」と口にする人はいますが、本音を伝えることを避ける姿は前向きとは決していえません。
素直さを感じられない言葉は、たとえ自分に好意があるとわかっていても「面倒くさい」「責任感がない」と受け取る男性もいます。
照れや恥ずかしさなどで本心を言えないとしても、男性側に答えを言わせるような愛情表現は負担となるので気をつけたいですね。
自分の振る舞いに責任を持つ姿勢が、男性の心を開きます。
「あなたが好きだから」とストレートに言えることが、男性側からも積極的な愛情表現を引き出すと心得ましょう。
3. 過剰な「特別扱い」
「僕のことを好きになってくれた女性がいたのですが、ほかのみんなもいる前であからさまに世話を焼いてくるというか、『好きだからこうしたいの』と言いながら差し入れやプレゼントやら持ってきて、気持ちはうれしいけれど困りました。周りのひんしゅくを買っていたし、もう少し控えてほしかったです」(24歳/接客業)
「女友達で、ほかの人より明らかに俺を大事にしてくれるのですが、バレンタインに高いブランドの財布を贈られたときは正直に言えば引きました。付き合う前の段階でここまでされるとプレッシャーを感じます……」(33歳/総務)
好きな人を特別扱いするのはある意味当然ではありますが、気をつけたいのは男性側がそれを歓迎しているかどうかです。
「特別扱いされたらうれしいはず」と思う気持ちはわかりますが、たとえばほかの友人たちもいる前であからさまに態度を変えて接してくるような女性は、人の輪を乱すと思われたら敬遠されることも。
大切にしてもらえるのはうれしいけれど、場と状況を考えない特別扱いはあまり歓迎できないのが男性の本音です。
特別感を伝えるのであれば、ふたりきりのときなど男性が自分に集中できるシチュエーションを想像しましょう。
4. 人前で平気でベタベタする
「友人の話だけど、俺やほかの人がいる前でも平気で体をくっつけてくる女性がいて困っていました。仲が良さそうには見えるけど、俺が『セクハラっぽいね』と言ったら『だから、そう見られるからイヤなんだよ』とため息をついていましたね」(25歳/セールス)
「人前でベタベタする女性が苦手です。彼女ならまだ距離が近いのはわかるけど、そんな関係じゃないのに不用意に近づかれると、どう対応していいかわかりません。こっちは男だから女性の体に触るのはすごく気を使うし、好意があるならそういうのも考えてもらえたらうれしいですね」(36歳/インストラクター)
女性にとっては好意を伝えるスキンシップのつもりでも、過度に体の距離が近くなる愛情表現は男性にはかえって苦痛になるときもあります。
特にほかの人がいる場などセクシャルハラスメントととられることを嫌う男性は多く、好意があっても「接触を避けることも考える」と話す男性もいます。
別の意見では「親密さを人前でアピールされるようで苦手」「自分まで軽い人間と思われそうでイヤ」というものもあり、好意とは関係のない部分で損をするのはもったいないですね。
スキンシップを歓迎されていないと思ったら、すぐにやめるのが肝心。
人がいるところでは距離をとるけれどふたりきりのときは少しくっつくなど、メリハリをつけた接し方が男性の恋心を刺激するコツです。
5. ほかの男性の存在を持ち出す
「こっちに気がある態度をとりながら、仲良くなると『◯◯くんとご飯に行ってきた』とかほかの男の話をする女性がいて、脈なしかと思って引いたら後になって『好きだった』と言われ、困ったことがあります。じゃあどうして別の男との仲をアピールするの?」(27歳/看護師)
「自分といるときに別の男の話を延々とされたら、普通は僕に好意はないと思いますよね。こっちの反応を試すみたいにほかの男の存在をチラつかせる女性がいて、その時点で仲良くなるのはやめました。駆け引きは苦手ですね」(34歳/営業)
どれだけストレートな愛情表現があったとしても、「第三者の存在」を出してこられるとそこで好意が萎えるのが男性の本音。
「駆け引きは苦手」と話す男性は本当に多く、嫉妬させる目的で別の男性の存在を持ち出すのは悪手でしかありません。
本当に好きなら別の異性との仲をアピールするはずがなく、駆け引きは好意そのものを疑われます。
男性からの告白を目当てに駆け引きをする女性がいますが、その下心が男性に伝わると好意はそこで終わることがほとんどです。
たとえ愛情表現だと自分では思っていても、相手の気持ちを試すような振る舞いは避けるのが賢明といえます。
愛情表現は「受け取りやすさ」が恋心を育てるコツ
日々のLINEや電話、会っているときの態度など、相手に与える印象は少しずつ違います。
好きな気持ちを伝える愛情表現は、片思い中だと勇気がいりますが、それでも届けてもらった側はその積み重ねでふたりの関係を大切にしたい気持ちが大きくなります。
変にひねくれてみたり駆け引きをしてみたり、では相手は「本当はどう思っているのだろう」と不安が強くなり、好意を向けることをためらうものです。
自分は堂々と好意を伝えられるとしても、「相手はどんな愛情表現を苦手とするか」を知ることも、仲を深める大切なコミュニケーション。
男性側の反応を見て「これはやめたほうがいい」と思ったときは、潔く変えることも考えましょう。
愛情表現は「正しく伝わってナンボ」であり、男性の受け取りやすさを意識する姿勢が欠かせません。
何のための愛情表現なのか、素直さを忘れずにふたりの恋心を育てていきたいですね。
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「好き」を伝える手段はいろいろあって、せっかく届けるのであればふたりの仲を深めるものにしたいですよね。
そのためは男性側の反応をしっかりと見る冷静さも肝心で、スムーズに受けとってもらえるものを増やしていきましょう。
男性からも「好き」を伝えてもらうためには、好意に疑問を持たせない伝え方を意識したいですね。
(mimot.(ミモット)/弘田 香)