恥かきました~!読み間違いあるある
●6月16日は「和菓子の日」
西暦848年の平安時代。日本では疫病がはやっていたため、当時の天皇が6月16日に16の数にちなんだ菓子、餅などを神前に供えて、疫病を除け健康をお祈りしました。厄を払って福を招くこの行事は、室町~江戸時代くらいまで盛んに行われていました。
豊臣秀吉が恒例行事として祝っていたという記録もあるそうです。この行事を由来に、和菓子の日が制定されました。
おいしい最中=おいしい、さいちゅう??
和菓子には季節を感じさせるものも多く、その名前も風情や赴きがあります。たとえば、雪の下から新芽が萌え出る様子を表現した「芽吹き(めぶき)」、11月には茶色に白い粉糖を振った「初霜(はつしも)」などなど。そんな和菓子の名前ですが、昔から伝わっていることもあり、どう読めばいいのかわからないものが多々あります。
その代表的なのが「最中」。さいちゅうと読んでしまった人もいるのではないでしょうか?
口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、間違えて読んで恥ずかしい思いをしているママや、子どものおもしろい読み間違いが並んでいました。
「娘がスーパーで『お正月に食べ過ぎたから、“だんしょく”した方がいいかも』と。男色? なぜ男色?とビックリしましたが、断食(だんじき)の事でした。周りのおばさまに笑われてしまいました」
「チラシの求人募集を見た息子、『オネエを募集してるよ』。男女募集中でした。おとこおんなと、読んだらしい(笑)」
「幼稚園の息子がテレビの教育番組を観ていて『小学生なまものって何?』と。 “小学生、生物(せいぶつ)”と書いてありました」
確かに小学生はなまものですが(笑)。
「子どもが『“だいにんきない”ってなに?』と聞いてきて、???。正解は“大人気ない(おとなげない)”でした」
言われて気付きましたが、だいにんき と おとなげ って同じ字なんですね。
「中学3年生の娘が『友だちの履いてるニケの靴、買って~』。はい、NIKE(ナイキ)のことです。友達の前で言わなくてよかったね、と思う母でした」
大丈夫!ナイキが日本に上陸した頃は、そう読んでしまった大人がとてもたくさんいましたよ。
大人だって間違えます(恥)
「天気予報を見て、私が『明日は、さむけが強いんだって』と何の疑いもなしに言うと『えっ?ママ、マジで言ってんの? それ、カンキやし…』と呆れられました」
「『ねぇ、“こまめ”って何の豆かな?』と夫に言うと、『いや、あずきやから…、恥ずかしいから大声で言うのやめて…』と言われましたぁ~」
「英語のテスト用紙のnameの欄。『おお、“なめー”かあ、先生、江戸っ子かい?』と思ってたら“ネーム”だったよ…。テストの結果は、推して測るべし(泣)」
「“愛猫”を“あいねこ”と読んでました。正しくは“あいびょう”ですよね。人前で口にしなかったのが唯一の救いです」
ゲッ!知りませんでした!
「まだマルイが東京にしかない頃、上京してマルイを探していたんですが、『オイオイならあるけどマルイはないなぁ』とすっとぼけたことを友だちに言ったら目の前に。OIOIをオイオイって読んでました」
上京あるあるですね。
カタカナの“ロ”ってまぎらわしい!
口(くち)を、カタカナのロと混乱するパターンも。
「関口メンディーを、“せき ろめんでぃー”と読んでました~」
「お菓子を勝手に開けて食べていた息子を注意すると『だって、あけロ(あけろ!)って書いてあるから!』と逆ギレ。いや、あけ口(あけくち)なんだけどね。4歳にして確信犯です」
「ある日、駐車場から車を出す際、誘導表示に従っていたときのこと。私が『この駐車場なんで命令口調なわけ?感じ悪っ!『出口(でろ)って書いてある』と夫に言うと、『……出口でしょ』。夫には呆れられましたが、私はツボにはまってしばらく笑いが止まらなかったです」
コントか!?
「ハガキが来て、担当者の名前を見たらシエロさん?外人か?江口さんでした」
「髪染め液のシエロありますよね。売り出し広告を見て“江口”と読んでいました」
「鶏肉のパッケージ。“モモ一口”(ももひとくち)を、“モモ―ロ”(ももーろ)と読んで、ずっと新種の鶏肉かと思っていました」
日本語って難しい!
読み方に自信のないときは、声に出して言わないようにしないといけませんね。特に、子どもの前では特に。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。