県立生命の星地球博物館 昆虫展示の拡充へ クラファンで実現目指す
神奈川県立生命の星・地球博物館(小田原市入生田)がこのほど、昆虫コーナーの展示を拡充するためクラウドファンディングを開始した。同館では初めての試み。
同館の昆虫コーナーは、1995年の開館当初から世界各地の昆虫を主に展示していた。しかし昨今の自然環境の変化により、子どもが昆虫と触れ合う機会が減少したことから、「より身近な昆虫を博物館で見てほしい」と、寄付の募集に至った。
寄付金は新たな展示スペースや照明設備の増設に充てる。特典として、講演会や博物館の特別招待、収蔵庫の見学や標本箱の陳列作業など、貴重な体験ができる。
新たに展示を検討している標本の数は、虫にちなみ640頭。学芸員の渡辺恭平さんは「神奈川県西の昆虫も展示できれば。ぜひお力添えいただきたい」と話した。
クラウドファンディングは3月31日(月)までで、目標金額は750万。寄付は二次元コードから。
(問)同館【電話】0465・21・1515