染谷有香 主演映画『SOUND of LOVE』、艶麗な音の世界がくり広げられていく本予告公開
染谷有香が主演を務める映画『SOUND of LOVE』が、本予告を公開した。
染谷有香演じる明葉の魅惑的な声、吸い込まれてしまいそうな不思議な存在感。そんな明葉に奔走されながらも真実の愛を求める樫尾篤紀演じる守屋、自身の欲望に忠実でセクシーな和田聰宏演じる三上、守屋との未来を信じるが本心は謎の希代彩演じる玲美。
本予告は、これまで見たことのない艶麗な音の世界がくり広げられていくさまが感じられるような仕上がりとなった。
オピニオンコメント
尾崎世界観(クリープハイプ):
映画を“観た”というより、映画に“触った”という感覚になる初めての体験だった。
誰かが耳の穴に指を突っ込んできて、それをずっと掻き回しているような。
作品の中に入っていくというより、作品が中に入ってくるあの感じが、今もまだ残っている。
燃え殻(作家):
いっとき、スマホも忘れ、現実のあれやこれやも横に置いて、映画館の暗闇の中、目と耳だけを研ぎ澄ませましょう。
TOWA TEI(DJ):
僕も明葉こと有香さんの声、大ファンなんですが、非常に時と場合を選ぶ音響系フェチ映画でした! こういうのをボーっと観てたい時間もきっとある。今自分は何が観たいか? 映画選びってDJに似てるよね。
呉城久美(俳優):
この映画を観ている間、主演の染谷さん演じる明葉がずっと私の手を取ってスクリーンの中へといざなってくるそんな感覚に襲われました。明葉のたてる音、誘う声、白い肌、どれも現実味がないほど美しく、あれを映画館で観て平常心でいられる人はただ者ではないと 思います。とかいってたら、いつの間にか繋いでいた手は剥がされていて冷酷に突き落とされます。なぜか悪い気はしない。むしろこっからの明葉がめちゃくちゃいい。人はこれを快感と呼ぶのでしょうか。
AFRO(MOROHA):
観終わった後、耳の奥に生温かさが残った。ラストシーンの臓器のような表情が忘れられない。
祖父江里奈(テレビ東京ドラマプロデューサー):
世の中にはさまざまなフェチシズムがあるけれど、よりによってマニアックなやつを抱えちゃった人は、その性癖に振り回される人生を送ることになる。七転八倒しながらも快楽を求める姿ははたから見ると滑稽なんだけれど、その必死さにどこか愛おしさを感じてしまいます。変態って切ないな、と思わせてくれた映画です。
■ストーリー
守屋は清掃の仕事をして生計を立てていた。唯一の趣味はASMRの配信を聴くことだった。
明葉(AKIHA)は女性の配信者。彼女は、顔を隠して、声や、食べる音、物を触る音などさまざまな音を動画で配信していた。
守屋はこの明葉の配信にハマっていた。時間を見つけては、明葉のASMR動画を楽しみに日々を過ごしていた。
そんなある日、明葉がハイヒールを履いて公衆トイレを歩く音をライブ配信していた。その配信を観ていた守屋は驚きを隠せない。なぜなら、その公衆トイレは、守屋がいつも清掃をしている場所だったからだ。
音でつながる見知らぬ男女。顔も見えない、素性もわからない―。そんな彼らに待ち受ける運命とは!?
『SOUND of LOVE』
■出演
染谷有香 樫尾篤紀
希代彩 田村智浩 黒瀬友里 土井きよ美 加藤大騎
望月はな 藤元萬瑠 磯俣愛 Marinsaeki
和田聰宏
監督・脚本:吉川鮎太
主題歌・挿入歌:「vector」E.scene
エグゼクティブプロデューサー:井上竜太 プロデューサー:菅谷みにい/鈴木藍
撮影:武井俊幸 照明:友田直孝 録音・音響効果:若井幸博 美術:杉山麻衣
スタイリスト:キクチハナカ メイク:木内香瑠 助監督:澤由樹 制作担当:遠藤祐輝 企画協力:柏谷朋美
企画・制作プロダクション:ホリプロ 製作:ホリプロ/MinyMixCreati部 配給・宣伝:MinyMixCreati部 配給協力:LUDIQUE
2024/日本/カラー/シネスコープ/5.1ch/112分 PG‐12
2024年9月27日(金)池袋シネマ・ロサほか全国順次公開
©2024『SOUND of LOVE』製作委員会