桜山|かわいい!美味しい!おもしろい!隠れ家ビストロでヴァン・ナチュール片手にステキな時間を
できるだけ自然の力を生かして作ったワイン「自然派ワイン」が、最近大人気。自然派ワインに明確な定義はありませんが、エチケットがかわいかったり、個性的な味わいだったりで、あれこれ好みの味を求めて飲むのも楽しいものです。
そんな自然派ワイン、いや、ヴァン・ナチュールを小粋なフレンチをつまみに楽しめるお店が桜山にあります。オーナーシェフいわく「映えたくはない!」のだそうですが、どうしても映えてしまう。映えた店内、映えた料理、もうその空間にいるだけで、自分も映えちゃっているのでは?そんな気すらもするビストロを今回はご紹介。ワインが大好きな方におすすめのお店です。
ワイン片手に旬食材を取り入れたフレンチが楽しめる!人気ビストロ「BUBU」
桜山といえば「桜」「名古屋市立大学病院」そして「BUBU」!そう、ここ桜山にはヴァン・ナチュールをこよなく愛する人たちの憩いの場でもある「BUBU」さんがあります。
「BUBU」さんは、旬の食材を使ったフレンチとワインが楽しめるおしゃれなビストロ。そして、話がおもしろすぎるシェフとの会話も、このお店の推しポイントです。
ということで到着したのが、桜山から徒歩5分ほど、滝子方面に向かうと佇むステキな外観のお店「BUBU」さんです。
店内は映える!とにかく映える雰囲気。ステキな照明、ところどころに灯されるキャンドル…。
これは男女で飲んだら本気でいい感じになるのでは…と思わずにはいられませんが、本日は女子会です。ハイ。
メニューは日によって変わります。本日のメニューはこちら。
「こんなにも多彩なメニューの中から選ぶのが難しい…!!」と悩んでしまったら、シェフに「おまかせで」というのもアリです◎。シェフがその日、食べてほしいものを出してくれる、そのパターンも安心感たっぷりです。
ということで、今回も「おまかせで!」といいつつ「いや、これも食べたい」「あれも食べたい」とメニューを決めながら、わちゃわちゃする時間も前菜のひとつ。そして、メニューを見るだけで食欲がどんどんと湧いてきます。さぁ、気分を高めていきましょう。
ということで、「ドメーヌ・オーレリアン」のスパークリングワインで乾杯です。
「BUBU」さんでいただけるワインは全て自然派ワイン。こちらの「ドメーヌ・オーレリアン」のスパークリングワインは、シャンパーニュと同様の伝統的製法で作られたもので、できるだけビオロジックに沿った形で栽培した自社畑100%のピノ・ノワールとシャルドネを使ったものです。繊細な泡、そしてほんのりフルーティーな味わいは、最初の乾杯にもピッタリです。
ちなみに、私は酒豪なのでボトルで注文しますが、もちろんグラスでの提供もあるのでご安心を◎
ではでは、宴のスタート。食べていきましょう。
まずはこちらから。
●イタリアヤサイ トレビス・ザクロ・カニとリコッタのサラダ 2,500円(税込)
鮮やかな色合いが美しいトレビスはチコリの一種で、ほんのりとした苦味が特徴です。そこにザクロとカミ身、リコッタチーズをラディッシュやハーブをトッピング。美しすぎる!
そしてもちろん味わいもバッチリです。フルーティーなスパークリングワインとの相性も抜群、シャキシャキのトレビスの苦味とカニ身の上品な甘み、ザクロの甘酸っぱさとリコッタチーズのさわやかな酸味とほんのり感じるミルクっぽさが絶妙にマッチします。こんな組み合わせを考えられるのって天才!と思わずにはいられません。
ちなみに、タコスのように手で食べてもOK。こんなステキな雰囲気だと、テーブルマナーが気になってしまいがちですが、カジュアルに楽しめるお店なので、肩肘張らずに料理の美味しさにどっぷりと浸れます◎。
そしてお次は…。
●広島カキのコンフィ・クスクス・ハーブのサラダ 2,500円(税込)
メニュー名からは想像ができない森のようなお皿が運ばれてきました。牡蠣がメニューにあれば頼まずにはいられない大の牡蠣好き。こちらの料理でいただける牡蠣は、コンフィといって、低温の油でじっくり煮込まれたものです。たっぷりの春菊をかきわけると、牡蠣とクスクスの登場です。
春菊とハーブのほろ苦さにカキのクリーミーさ。そしてハーブをまとったクスクス。プラスされたピンクペッパーの香りもナイスです。こちらもスパークリングワインにぴったり。お酒が進む前菜です。
そして、ここでパンをいただけました。
自家製のパンは、めちゃくちゃ香ばしい!甘みのある味わいで、「パンだけ売ってくれんかね?」と思ってしまうほどの美味しさです。このパンさえあれば、ワイン何倍でもいただけますね。
ということで、もう1本。
フランスのラングドック地方にある「ル トン デ スリーズ」が作り出す「ラ プール ドゥ ルージュ」、白ワインです。ジャケットの強い感じとは裏腹に、とても可憐な味わい。甘いやさしい香りとともに、ほんのりとハーブっぽい苦味、香ばしさやコクも感じられます。
こうして飲んでいると、ついついシェフとも話したくなってしまいます。というのも、BUBUさんのシェフはひとりで料理を作って提供しているのにもかかわらず、おしゃべりもできちゃうのです。そして、会話が楽しい。とってもおもしろい方なのです。
今回のお題は「政治」について。多くの日本人が政治の話題を飲みの場で話すことをタブーとしていますが、こちらはビストロ。そう、フランス人は政治の話をするのが大好きですよね。そんな文化に則ってか、この日も政治の話に花が咲きました。そして、シェフが「政治家になりたい」と言い出して、お店どうするのか問題にも発展。とても楽しい会話でした。
さて、料理に戻りましょう。お次は…。
●北海道 白子・ホタテムースのパイ包み 4,600円(税込)
見てください。この美しい料理。登場した途端にみんなの歓声が上がる素晴らしいビジュアル。濃厚な魚介をベースとしたソースの上に、まん丸のパイ包が鎮座。
カットするとふんわりとしたホタテのムースにたっぷりの白子が。これはたまりません。
お次は、ラビオリです。
●カニと白身のラビオリ コンソメのスープ 3,800円(税込)
カニと白身が入った意外にもさっぱりとした味わいで、パイ包みの後でもペロリといけちゃいます。たっぷりトッピングされたハーブもアクセントとなります。
そして、BUBUさんといえばシャルキュトリーやソーセージも欠かせません。ということで…。
●鹿肉とイノシシのソーセージ 2,800円(税込)
大きなソーセージは手作り。BUBUさんはジビエが食べられることでも有名。今回は、鹿肉とイノシシをソーセージで。先日は、なんと鳩をいただいたのですが、とっても美味しかったです。
ソーセージの登場ということで、赤ワインをオーダー。
こちらは日本のワインです。北海道のワイナリー「農楽蔵」さんが作り出すワイン。ぶどうの持つピュアな果実味やフレッシュさが美味しい〜。
そして、どれだけ食べるんだって話なのですが、こちらもオーダー。
●鹿肉と鴨のシューファルシ コンソメスープ フォアグラをつめて 4,200円(税込)
シューファルシとはフランス・オーベルニュ地方発祥の郷土料理で、日本でいうロールキャベツです。こちらに鹿肉と鴨、そしてフォアグラがイン。
あま〜いキャベツに包まれた濃厚な味わいのお肉たちと赤ワインがぴったり。それぞれの素材の旨みが凝縮しています。
そして、赤ワインに合わせて手作りのチョコレートやソルベもいただきました。
BUBUさんの手作りのデザートはかなり美味しいので、料理をご堪能した後は、ぜひデザートもお楽しみください。
さらに、シェフとの会話も盛り上がってきて、最後にもう1本スパークリングワインを。
こちらは、名古屋に自然派ワインを広めた先駆者でもある「スールライユ」のオーナー自ら作り出したワインです。さわやかな飲み心地で、グラス片手に会話を楽しむのにぴったり。とはいえ飲み過ぎですね。
ということで、腹パン&ベロベロにて今回のBUBUさんは終了〜。今回も大満足!
人気店なので、予約は必須です。旬の素材を使ったメニューラインアップなので、時期によってメニューが変わります。季節ならではの味わいを自然派ワインとともに、おしゃれに映え映えで楽しむなら、ここBUBUさんが激推し。ぜひ、皆さまもBUBUさんでワイン片手にステキな夜をお過ごしください。
INFORMATION
店名:
BUBU
住所:
愛知県名古屋市瑞穂区駒場町1-10
営業時間:
18:00〜23:00
Web:
https://www.instagram.com/bubu.sakurayama
一人当たりの予算:
¥6,000〜¥9,000
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