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南沙良と本田望結が感情をぶつけ合う緊迫のシーンなど『愛されなくても別に』舞台裏を大公開

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南沙良と本田望結が感情をぶつけ合う緊迫のシーンなど『愛されなくても別に』舞台裏を大公開

日本最年少でカンヌ国際映画祭への出品を果たした井樫彩が監督、主演に南沙良を迎えた映画『愛されなくても別に』が、7月4日(金)公開される。このたび、舞台裏を収めたメイキング映像が解禁となった。

原作:武田綾乃(「響け!ユーフォニアム」)

宮田陽彩(19)は、“クソ”のような大学生活を送っていた。大学に通い、それ以外の時間のほとんどを浪費家の母に変わっての家事とコンビニでのアルバイトに費やし、その中から学費と母と2人暮らしの家計8万を収める日々。遊ぶ時間も、金もない。何かに期待して生きてきたことがない。親にも、友人にも…。いつものように早朝にバイトを終えた宮田は、母のために朝ご飯を作り、家事をした後に大学に登校していた。そこで大学の同級生であり、バイト先の同僚でもある 江永雅(24)のひょんな噂を耳にする。威圧的な髪色、メイク、ピアス——バイト先ではイヤホンをつけながら接客する、地味な宮田とは正反対の彼女の噂。「江永さんのお父さんって殺人犯なんだって」他の誰かと普通の関係を築けないと思っていたふたり。ふたりの出会いが人生を変えていく—。

映像冒頭に映し出されるのは、南沙良演じる主人公・宮田陽彩に、本田望結演じる木村水宝石が感情をぶつける緊迫のシーン。監督の指示で、車の中から思い切り引きずり出すという演出に、南も思わず驚きの表情を見せる。しかし2人とも真剣な表情でぶつかり合い、息を呑むような迫真の演技を見せている。

続いて、陽彩と基修介(IMP.)演じる堀口順平のコンビニでの共演シーン。お互いのやり取りの中で、南が思わず吹き出してしまう微笑ましい場面も収められており、緊張感だけでなく、現場の和やかな雰囲気が垣間見える。

さらに、水宝石と母・木村美佐子(池津祥子)による、宗教施設での壮絶な“親子対決”。リハーサルの時点から火花を散らすようなぶつかり合いを見せ、圧巻な演技を見せる。その中で信者役として登場するのは、お笑いコンビ・ラランドのニシダ。SNSでも異色のキャスティングに注目が集まっている。

映像のラストには、本作の象徴的な滝のシーンが映し出されている。南と馬場が実際に滝壺へ入り、全身ずぶ濡れになりながら挑んだ、まさに体当たりの演技が収められている。その表情と動きからは、寒さや過酷さを超えた本気さが感じられる。

クランクアップ写真
©︎武田綾乃/講談社 ©︎2025 映画「愛されなくても別に」製作委員会

『愛されなくても別に』は7月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー

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