伝統の山廃仕込みを、現代の感覚で清らかに醸す【黄金澤】川敬商店‐宮城県
地域で愛される酒蔵の銘酒に着目し、酒蔵からの生の声と和酒情報を読者の皆様にお届けする連載企画。第286回目の当記事では、宮城県遠田郡(とおだぐん)の川敬商店(かわけいしょうてん)を特集します。
伝統を守り若い感性を活かす酒造り蔵
―酒蔵の歴史や地域について教えて下さい。
明治35年創業。創業地が日本最古の産金地であったことから、銘柄を「黄金澤」としました。
かつて酒造りは南部杜氏を招いていましたが、平成の半ばから蔵元自らが行うようになりました。
現在は川名由倫(ゆり)が杜氏を務め、伝統の技を継承し、かつ若い感性を活かしたお酒造りをしております。
―代表銘柄は?
「黄金澤 山廃純米酒」
爽やかで深い奥行き、創業以来受け継ぐ山廃仕込みを追求したクリアな味わい。冷酒からお燗まで、それぞれの表情で楽しませてくれます。
シンプルなお料理と合わせると、共に美味しさを引き立てあうお酒です。
お薦めの飲み方:ぬる燗
お薦めの料理:宮城の季節の食材と。春なら、白魚の卵とじに三つ葉を乗せたものなど、素材を活かした、やわらかくお出汁を感じるようなお料理と合わせるのがおすすめです。
個とチームで醸す至高の酒
―酒造りで心がけていることは?
清らかな気持ちで醸すこと。個々としてもチームとしても、常に技術を高めあうこと。
―酒蔵や地域、観光などでオススメポイントや盛り上がっている話題を教えて下さい。
山神社(やまのかみしゃ):紫陽花をはじめ、綺麗なお花でいっぱいのお庭は必見です!
―最後に、読者へのメッセージをお願いします!
弊社は、今まさに過渡期の蔵です。さらなる品質向上はもちろん、たくさんの方に喜んでいただけるお酒を目指して励んでまいりますので、ぜひご注目ください!
今回ご紹介した酒蔵について
【宮城県】
合名会社 川敬商店
宮城県遠田郡美里町二郷字高玉六号7
https://koganesawa.com/