夕日の滝 観光トイレを新設置 バリアフリーにも配慮
年間約10万人の観光客が訪れる南足柄市の代表的な観光スポット、夕日の滝(矢倉沢)で、高齢者らにも配慮した新しいトイレが設置され、7月7日から供用開始された。
観光客誘致の上で欠かせないトイレ。特に山間部等の観光地では、きれいで便利なトイレはイメージアップにつながるだけでなく、旅行者が訪れる際の安心にもつながるとされる。
夕日の滝周辺は、観瀑のほか、夏には川遊びやバーベキュースポットとしても知られ、家族連れが多い。こうした中、市は老朽化したトイレに代えて新たな観光トイレの建設を進めていた。
新設されたトイレは、床面積20・63平方メートルの鉄骨造。内壁には市産の木材をふんだんに使ったほか、外観も環境に調和したデザインになっている。男子トイレ、女子トイレに加え、おむつ台やオストメイト1基が整備され障害者や高齢者はもちろん誰もが使いやすく考えられた「みんなのトイレ」がある。
滝を訪れていた60代の夫婦は「高齢なので出かけるのに気がかりなのはいつもトイレ。きれいになって使いやすそうですね」と話した。