Yahoo! JAPAN

「母も一緒に」ってなんで!? 松坂桃李似との初デートは“ママしか勝たん”の連続に衝撃。地雷ワードを無視した女の後悔

コクハク

え、誰?(写真:iStock)

 マッチングアプリでの出会いには、少なからず予想外の展開があります。その日、彼女が遭遇したのは、想像のはるか斜め上を行く“衝撃デート”だった――。ミホさん(仮名・32歳/看護師)が遭遇したケースをお送りします。

「母も一緒に来てるから」ってなんでやねん!

 相手はショウタ(仮名・33歳)という、優しそうな雰囲気の会社員。やり取りも誠実で、どこか松坂桃李に似た顔立ち。趣味は読書とカフェ巡り。「これは当たりかも」と、ミホはほんのり期待していた。

「初対面は緊張するけど、何事も経験だし」と迎えた日曜のランチデート。都内の落ち着いたレストランで待ち合わせだった。

 だが、時間ぴったりに現れたショウタの隣には、見知らぬ年配女性の姿が。戸惑うミホに、彼は笑顔でこう言った。

「今日は母も一緒に来てるから」

 ――え? 冗談じゃなくて?

 状況が飲み込めぬまま、3人でテーブルにつく。女性は50代後半ほどで、ピンクのブラウスに大きな花柄スカートという、どこか“気合の入った”装い。「あなたがミホさんね? 今日はありがとう〜」と握手までしてきた。

【読まれています】38歳 大河俳優の電撃婚に“ロス”の声「どんな徳を積んだの」「最後の希望が…」一方、好感度上昇の理由は?

「味噌汁は母の味が一番」

赤味噌と白味噌のブレンドだそうですよ(写真:iStock)

 まさかの“母親同伴デート”。会話は終始、母主導。ショウタが話せば、「この子、小さい頃はね…」とすぐかぶせてくる。

 ミホの仕事についても、「あら、看護師さん!うちの子、注射が苦手でね〜」とズレたコメント。ショウタは終始ニコニコで、それが逆に怖かった。

 極めつけは、食後のお茶タイム。ミホが「最近、自炊にハマってて味噌汁作るんです」と話した時だった。

「でもやっぱり、味噌汁は母の味が一番なんだよね」と、ショウタがドヤ顔で発言。

 母も「そうでしょ〜? うちの味噌汁は赤味噌と白味噌のブレンドなの」と笑顔を返す。完全に母子の世界だった。

「この人、一生このお母さんと三人で生きていくんだろうな」

自然体なのが厄介「マザーフル装備男」にご用心

(C)コクハク

 そう感じたミホは、「このあと仕事があって」と食後すぐに切り上げ、そそくさと帰宅。電車の中で届いたショウタからのLINEにはこうあった。

「今日はありがとう! 母も楽しかったって。また3人で食事できたら嬉しいです」

 当然、未読のまま終了。アプリも即ブロックした。

 後日この話を友人にすると、「それ、マザコンじゃなくて“マザーフル装備男”だね」と爆笑。だが、当の本人はいたって自然体だったのが恐ろしい。

「思い返せば、“母のごはんが一番”とか“実家が落ち着く”みたいな発言がチラホラあって…。今思えば、あれが地雷サインだったんですよね」

「家族思いでいい人」の仮面

完全共依存なんだな(写真:iStock)

 実はデートの数日前にも“予兆”があった。

「“家族で出かけるのが好き”とか、“母親とパン教室通ってる”とか言ってて。その時は“家族思いでいい人かも”って思っちゃったんです」

 今考えれば、母親と同居しているだけでなく、精神的にも“完全共依存”だったのかもしれない。

 さらに後日、別の友人から聞いた話によると、ショウタは以前も別の女性と“母同伴デート”をしていたらしい。

 どうやら、初対面の相手を“お母さんにジャッジしてもらう”スタイルが定番のようで、「それで何人も逃げられてる」なんて噂もあるそうだ。

「もうホラーですよね…」

まだまだ潜む“母依存”の男たち

「ママしか勝たん」はキツイって(写真:iStock)

 それ以来、ミホは“家族仲良しアピール”の裏に潜む“母依存”の気配に、かなり敏感になった。

 ちなみにその後、友人の紹介で知り合った男性と交際をスタート。こちらは親との距離感もちょうどよく、現在は結婚を見据えて同棲中だという。

「やっぱり、他人と人生を築くには“親離れ”って大事。あのときの彼は、彼女じゃなく“お母さんを喜ばせる人”を探してたんだと思います」

 そう笑って話すミホだが、アプリを開くたび、また“母の味命”の彼が出てくることがあるという。

 プロフィールには相変わらず、「趣味は家族と鍋パーティー」「母の味噌汁が世界一」と書かれているらしい。

“ママが好き”は悪くない。でも、“ママしか勝たん”は、さすがに初デートには重すぎる。

(まゆう)

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 大阪で午後の紅茶「夏のアイスティースタンド」開催へ 無料提供、事前応募制

    OSAKA STYLE
  2. ほとんどのケニア人は住所を持っていない / 東アフリカ最大スラム「キベラスラム」のツアーガイドの仕事を始めたよ【カンバ通信:第409回】

    ロケットニュース24
  3. あれ買って♡→“金のかかる女”認定で疎遠に…私のトホホな「買い物デート」失敗談5選

    コクハク
  4. セクシー女優のドレスで炎上。ウェディングフォト市場に“課金”する花嫁の心境とは。100万円プランも存在

    コクハク
  5. 『学園アイドルマスター』倉本千奈(CV:伊藤舞音)の誕生日アンケート結果発表! プロデューサー・ファンのみなさまから寄せられた魅力をお届け!

    アニメイトタイムズ
  6. 丹波市が観測史上最高の暑さに!兵庫出身の気象予報士・蓬莱大介さんに聞く、“猛暑の夏”の過ごし方とは?

    anna(アンナ)
  7. 142億円の最終赤字から第1四半期で黒字転換した島精機 ホールガーメント需要が回復基調に

    セブツー
  8. 福士蒼汰と福原遥がW主演で初の恋人同士役に スピッツの楽曲を原案とした映画『楓』予告編&ティザービジュアルを解禁

    SPICE
  9. 与座優貴とKANAが参戦! 11/16開催の『ONE 173』要注目の追加カード2試合決定

    SPICE
  10. 松屋が新業態のラーメン店「松太郎」をとんでもない場所にぶっこんで来やがった! ここに1号店を作って大丈夫か!?

    ロケットニュース24