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「釣りが出来る河川は限られる?」あゆ(鮎)のルアー釣り入門への道【河川・ポイントの選び方を解説】

TSURINEWS

アユルアーを楽しむための事前準備とは(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

鮎のルアー釣りが近年注目され始めています。新しいジャンルとして広がりを見せる中、私も興味を持ち、挑戦してみることにしました。播磨灘・明石沖のボート釣り歴は長いものの、「鮎釣り」はまったくの初心者。どこで何をどう使うのかも手探りの中、ゼロから始める体験記です。

鮎をルアーで釣る

メーカーによって名称が違いますが、鮎を模したルアーで、鮎の友釣りに近い釣りです。私が参考にしたメーカーでの名称は、DAIWA AYUING(アユイング)、DUO(デュオ)ルアー鮎のキャスティング、PALMS(パームス)

キャスティングアユなどです。私は、鮎のルアー釣りと称し、一般名詞を並べてここからのお話しをいたします。

できる河川はまだ一部

古くから伝承されてきて、各河川の漁業協同組合の一定の厳格なルールで培われてきた鮎釣りです。ルアーで釣るという新ジャンルですから様々な憶測が出ることでしょう。

よって、この釣法可能な河川というのは、まだごく僅かでしかなく、それぐらいに、新しいジャンルであるということです。

でも、ワクワクするような期待感が大きく、私のチャレンジが始まります。なんと言っても、ジギングのマイポイントでハマチを釣るノウハウはあっても、鮎のノウハウは、ゼロからのスタートです。

鮎のいる河川(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

河川の選び方

鮎のルアー釣りのタックル開発をしているメーカー(先の3社など)のサイトに、ルアーで釣ることが可能な河川が案内されています。びっくりするくらい少なく、未だ新参で新しいジャンルだと理解できます。

漁協がOKしていない河川では、友釣りができてもルアー釣りはできません。自宅からのアクセスを考えて、候補河川を選択します。

そこで、漁協に、

1. ルアー釣り可能か?
2. リールの使用可能か?

を必ず聞きます。

最近は、漁協もサイトで多くの情報提供していて参考にしますが、可能かどうかは根幹ですから、問い合わせて確認するのが大事です。メーカーのサイトにある可能河川以外にもOKな漁協もあり、情報収集が第一歩です。

釣具店でも情報が少なくなかなか手強いです。関西での滋賀県の愛知川は、このルアーに関しての先駆だと聞きましたが、少々遠すぎるので断念です。

ポイントの選び方

ふたつの河川を候補にしながら、下調べに行きます。私がこの釣りにチャレンジを思ったのは、昨夏でした。川へ行けば、友釣りが見れる状況でしたからドライブがてらに何回も下見をしました。

これが大事で、行くたびに新しい発見があります。漁協サイトのポイント記載の場所を巡りながら、漁協やおとり屋さんで話をお聞きして、最終一つに絞り、今年の解禁日の下見で年間の入漁証を購入しました。これで、お墨付きです。

漁協のお墨付き入漁証の年券(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

トラブル防止のルールとマナー

ここで聞いたのは、今はルアー釣り可能でも、今後マナーの問題で禁止をするかもしれない……だそうです。どうしても、常連さんがたくさんいらっしゃる友釣りは、意見が大きくなるのでしょう。

これは、多勢に無勢でかないません。ルールとマナーを守るを皆で励行です。友釣りをされている方々とは、距離を取って釣りをすることが必要でしょう。下流に入る場合は特にその必要があるでしょう。

河川によっては、友釣り専用区というエリアが存在します。これは、まさに友釣り限定の場所ですし、さらに禁漁区もあります。さらに、ハリスの長さなどのレギュレーションもあるので、漁協やおとり屋さんでの確認事項です。

また、監視員の巡回もあり、入漁証の確認などがあります。むしろ、こういうことがきちんとしている漁協ほど、釣りがしやすい環境が整っているでしょう。

鮎釣り場(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

駐車場所に細心の注意を

釣り場も大事ですが、駐車場所も大事な要素です。私有地や農道などは駐車厳禁、トラブルの元です。一般道で拡幅部分があって、駐車しても通行に問題ない場所が地方道にはあり、そこを利用します。

一般道の拡幅部分が広いエリア(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

道路交通法の駐車禁止以外の場所です。シーズン中に下見に行けば、様々なナンバーが駐車しているので、一目でわかります。そこへ、迷惑にならないように駐車させればOKです。「私有地駐車禁止」の表示は過去の経緯でしょう。絶対に避けます。

交通の妨げにならないように駐車(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

そして、川へ降りるのに、階段やスロープがあれば利用がしやすい場所になります。鮎釣りシーズンに川に沿った道路で、駐車している場所をひとつひとつ見ていくと、ここはという場所が見つかります。

階段でアクセスできる河川(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

釣り人が多い場所を参考に

見つけた場所は、大事にして何回か通えば、いくつかの候補地が必ず見つかります。簡単に言えば、真似をしても問題ない場所で真似をするのが、一番安全で早い方法でしょう。地元には地元の、先行の釣り人には釣り人の決まりごとのようなものが存在しているので、迷惑をかけない真似をすればトラブルになりません。

駐車場から直接アクセスできる場所も(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

乗合船で座っていれば釣り場に着くというような訳にはいかず、場数を踏んで探すのは必要です。探すのは、駐車車両と川での釣り人が目印です。そして、安全に駐車ができて、川面にアプローチしやすい場所を見つけ出し、常識的に真似をします。

・メーカーのサイトで、鮎のルアー釣り可能河川を探す。
・候補河川の漁協で、鮎のルアー釣りが可能かを確認。
・その川に複数回下見に行き、釣り場、駐車場所、川面へのアプローチなどの良い場所を数か所見つけ出す。
・下見では、漁協やおとり店に行き、教えを乞うのも大事。
・これを地図にいろいろとメモをしてノウハウ集。
・私は覚悟を決めて入漁証は、日券でなく年券を購入。もう後戻りはできないです。

まずは、どこの川へ行くかの決定ができれば、次はタックルの準備です。次回お話をします。

事前に知識を得てアユルアーを楽しもう(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

<丸山明/TSURINEWSライター>

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