新聞社の社会部の記者とは?
事件報道に携わる新聞社の社会部記者。10月8日「長野智子アップデート(文化放送)」では、元産経新聞社会部の記者で現在はフリーライターの三枝玄太郎に社会部の記者とは何かを聞いた。
長野「社会部の記者って私の勝手なイメージは“サツ回り”しかも“夜討ち朝駆け”のイメージですが、やっぱりそういうものですか?」
三枝「やりました。最初に先輩から『朝8時15分と夕方5時15分には必ず警察庁に行け』と言われました。その時間は当直との交代時間なんです。その時に『きのう何かありましたか?』って聞くんです。『何もありません』って言われるに決まってるんですけど、お約束みたいな感じでした。とにかく行かないと怒られるんで行きました。当直体制になる夜になってから行って、当直主任さん、警視庁の場合、宿直責任者さんって言って警部とか警視くらいの方が責任者として座ってるんですけど、その横に椅子を持って行って『最近あれですよね、忙しいですね』みたいな話をするんです。そこから、どうやったらこの人とお話ができるんだろうって考えるんです。そもそも喋っちゃいけない人達ですから公務員法違反になっちゃいますんで。そこが大変だったですね」
長野「社会部の記者のモチベーションっていうのは、やっぱり特ダネとかスクープなんですか?」
三枝「承認欲求みたいなものはあったと思います。よその会社より先に情報を知ってるみたいな…」