不審者想定し訓練 子育て支援センター
厚木市子育て支援センター「もみじの手」で2月7日、不審者対応訓練が実施された。
近年、市役所窓口での不当な要求や暴力などのトラブルが増加しており、同センターでも同様の事態に対応できるよう、厚木警察署の協力で昨年に続き実施。今回は事前にシナリオを提示しない「ブラインド訓練」で、より実践に近い形の訓練を通して職員の意識向上を図った。
同センターは商業複合ビルのアミューあつぎ内にあるなど利便性が高く、未就学児とその保護者など多くの市民が利用している。安心安全な環境を保つため、定期的に防犯訓練などを企画しているという。
職員は、厚木署員による防犯講話やさすまたの使い方などの指導を受けた後、想定訓練を実施。不審者役の男が施設内に侵入したという想定で、職員らは声を掛け合いながら、さすまたなどを使い不審者に対応した。
同センターは「訓練を通じて、職員の防犯意識が高まった。今後も定期的に訓練を実施し、安心して利用できる施設を目指したい」と話した。