1430円で十割そば食べ放題！ 豊洲とは思えないコスパのそば屋が千客万来にあったので行ってみた結果 → あのチェーンの姉妹店だった
豊洲市場と言えばインバウン丼。一時期そのコスパの悪さが話題になったけど、今でもそうなんだろうか？ そこで豊洲市場に行ってみたところ、千客万来には海鮮丼7800円とかうに丼8800円とかが並んでいた。
もはや豪気である。そう思いながら、目立つ店をスルーして千客万来の中の通りを歩いていたところ、中腹にそば屋があった。肉と魚介の舞踊りの中で地味に見えるそば。しかし、よく見るとこう書かれていた。「こだわり十割そば何杯でもおかわり無料」と。
・豊洲とは思えないコスパ
その店の名前は「十割そばと江戸前天ぷら 囲炉裏」。看板の通り、メニューは天ぷらとそばのセットが主体で、そばを注文した人はおかわり自由になるという。1番安いのは「十割ざるそば（税込1430円）」。単なるざるそばだったら高めだけど、十割そば食べ放題で1430円と考えると、豊洲とは思えないコスパである。
そこで入店してざるそばを注文してみた。机には「お蕎麦おかわり券」が用意されており、おかわりの時はこれを店員さんに渡すシステムのようだ。
・ホシが散った十割そば
で、運ばれてきたざるそばがこちら。つゆは小瓶に入っていて、薬味はねぎ、ワサビ、とろろ。さらに、漬物ときな粉餅がついてきた。ちょっと良いそばオーラを漂わせている。特にきな粉餅が。
卓上調味料には塩とだし醤油があったので、まずはそばを塩で食べてみた。ホシの散ったそばは、その見た目通り、そばの風味がハッキリ感じられる。普通にウマイ十割そばだ。
・ディテールが良い
つゆは薄めだったが、だし醤油を足してみるとちょうど良くなった。卓上調味料のだし醤油がなかなか万能である。天ぷらにも使えるしな。
温かいお茶とそば湯がポットでもらえるところもちょっと高いそば屋感があって良い。やっぱりそばには温かいお茶ですなあ。ホッとする組み合わせ。
というわけで、1杯目を食べ終わったので例のカードでおかわりしてみた。店員さ～ん！
・おかわりしてみた
カードを渡すと、厨房からそばの乗った新しいざるを持ってきてくれる店員さん。どうやら、ざるを積み上げていく形のようである。わんこざる。
結構1枚にちゃんと量があるので、2枚で腹八分目くらいになったのだが、実はおかわりカードには「半玉用」というのもある。そこで3枚目をいくことにした。店員さ～ん！
まだちょっと食べたいけど、どうしようかなという時にこの半玉分のカードはありがたい。量的にも今のお腹にぴったりで、効率的に十割そばを摂取することができた。
・実は……
そのおかわりシステムなどのディテールにシステマチックさを感じるけれど、『囲炉裏』という店名にはピンと来ない。チェーンなのだろうか？ そこで店名で検索してみたところ……なるほど！
どうやらこの店は『築地銀だこ』の姉妹店のようだ。株式会社ホットランドの子会社で、「日本橋からり」「野郎めし」 などの主食業態を展開する株式会社ホットランドネクステージが運営しているそば店らしい。システマチックさにも納得である。
豊洲にオープンしたのは2024年4月26日で、インバウン丼が話題になった後のため、私が知らなかったのも納得。ひょっとしたら豊洲で1番コスパが良い店かもしれない。
・今回紹介した店舗の情報
店名 十割そばと江戸前天ぷら 囲炉裏
住所 東京都江東区豊洲6-5-1 豊洲 千客万来 2F
営業時間 10:00～20:30
定休日 無休
参考リンク：PRTimes
執筆：中澤星児
Photo：Rocketnews24.