中華に魅入られたシェフの本格広東料理!三宮『福神来々』地上9階で楽しむランチ 神戸市
2024年8月に神戸・三宮の駅前エリアにオープンした『福神来々(ふくしんらいらい)』(神戸市中央区)は、中華一筋のシェフが生み出す本格的な広東料理がコース、アラカルトで楽しめます。こちらのお店でいただけるランチを取材してきました。
広東料理といえば、中華四大料理のひとつにも数えられる料理系統のひとつで、素材の味を活かすあっさりとした味付けが特徴。飲茶(点心)、酢豚、焼豚など日本人にとってなじみ深いメニューも多く、フカヒレ、ツバメの巣、アワビなどの高級食材を使った料理も有名です(筆者もいつか食べてみたい…)。
店長の安藤龍二さんは小学生の頃から料理人の夢を抱き、卒業後、ホテルに就職して以来中華一筋で腕を磨いてきた生粋の中華料理人。ホテルで出会った広東料理の魅力に惚れ込み、「ホテルの中華を気軽に味わえるお店」を目指して同店をオープンされました。
お店があるのは三宮の山側、山手幹線沿いにある商業ビルの9階。JR三ノ宮駅から10分かからずに到着する好立地かつ、窓の外には神戸の景色が広がる抜群のロケーションが魅力的です。
ランチはコースやセットが複数あり、今回いただいた「恵比寿ランチ」は、前菜3種、本日のスープ、飲茶3種、選べるメイン、中華粥(or麺料理)、デザートのセット。内容は月替わりで、内容はお店の公式インスタグラムで紹介されています。
取材時に選んだメインは「イカのガーリック蒸し」。食欲をそそる香りや色とりどりの野菜など、味覚だけでなく視覚・嗅覚でも楽しませてくれるのが嬉しい。「ワンランク上の中華をいただいてるんだ!」と実感できます。
一口食べると、その柔らかさにびっくり。表面を水溶き片栗粉でコーティングしており、つるりとした舌触りなのも心地よき…♪ガーリックの風味がしっかり感じられるのに、余韻がさっぱりしているのは蒸し料理ならでは。ほんのりと苦い菜の花は良いアクセント。料理に季節感がプラスされると食事がいっそう楽しいものになりますよね。
食材がもつ“らしさ”を活かした一皿で、これぞ広東料理の真骨頂です。
個人的に一番楽しみだった「飲茶」。せいろをあけた瞬間、ほかほかの湯気が立ち上り、ショー(食事)の主役たち(点心)が姿を現します。
「焼売」「海老餃子」「蒸し餃子」が三者三様の美味しさで観客(筆者)を楽しませてくれましたが、特に好みだったのは海老・豚肉・シイタケなど具材がたっぷり入った焼売。噛めば噛むほど旨みの波が押し寄せる贅沢な味の虜になりました♡
デザートにいただいたのは「プーアル茶ゼリーのココナッツミルクがけ」。耳にしたことはあるけれど、実際に飲んだことはない飲み物TOP5(筆者調べ)に入るプーアル茶、まさかゼリーでいただく日が来るとは。気になるお味ですが、ぷるんとした弾力で、特有の苦みと香ばしさが口の中で優しく広がります。
ランチタイムは混みやすいので予約がおすすめ。ディナーも金曜日、土曜日は早めの予約をお忘れなく。
場所
福神来々
(神戸市中央区北長狭通1丁目5-12 TAKAI B.L.D 9F)
営業時間
ランチ 12:00~14:00(L.O.13:45)
ディナー 18:00~23:00(L.O.22:30)
定休日
月曜日
駐車場
なし