養成講座で認知症を理解 「臨床美術」の作品展示も
認知症対応型グループホームなどを運営する株式会社ミューみどりの丘(山崎慎也代表/戸室)は9月18日と21日、認知症サポーター養成講座を実施し、20代から80代の地域住民ら50人以上が参加した。
同社の職員で神奈川県オレンジチューターとしても活動する幸田裕介さんが講師を務め、事例を挙げながら認知症の症状や患者への接し方などを講義した。参加者からは「認知症は怖いイメージだったが、考えが変わった」「思いやりを持った行動をしていきたい」などの声が上がった。
会場では、創作活動やコミュニケーションを通して、認知症の予防や改善、心の問題のケアを目的とする「臨床美術」の一環として、認知症患者が描いたカニの絵も展示された。
幸田さんは「認知症について正しく理解をする方が一人でも増えてもらえたら」と話していた。