金沢区内のコンビニで強盗や詐欺被害抑止に向けて訓練 110番通報やカラーボール投てきを実践
金沢区のコンビニエンスストア「ファミリーマート松山釜利谷店」で10月24日、強盗への対処と特殊詐欺防止に向けた訓練が実施された。
主催したのは、神奈川県コンビニエンスストア防犯対策協議会と金沢警察署。近隣店舗などから約30人が参加した。強盗対応は店舗に強盗が押し掛けた想定で行われ、レジカウンターまで来た犯人役に店舗担当者が応対し、同署の協力で実際の110番通報まで実践。その後、屋外で人型の的を狙い、ダミーのカラーボールを投げる訓練を行った。特殊詐欺への対応では、「パソコンが壊れたから電子マネーが必要」という名目で来店した被害者役への声の掛け方などを確認した。
同署の担当者は「強盗が発生したら人命を最優先し、犯人が立ち去った後に現場保存をお願いしたい」と参加者たちへ要望。同協議会の吉田浩一会長は「身の安全を第一に考え、今日の訓練の内容を参加していないスタッフに共有してもらえたら」と話した。