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田奈中学校吹奏楽部 3年連続で最優秀賞 日本管楽合奏コン

タウンニュース

賞状とトロフィーを手に笑顔を見せる(左から)内山副部長、姉川副部長、森田部長、稲村有純アシスタントコンダクター

音源による予選会を通過した強豪が一堂に会する全国大会「日本管楽合奏コンテスト」が10月から11月にかけて都内で開催され、中学生Bの部に出場した田奈中学校吹奏楽部が、3年連続となる最優秀賞を獲得した。

田奈中学校吹奏楽部は2022年の同コンテストで創部以来初の最優秀賞に輝くと、昨年も最優秀賞に。今年は3年連続を目指しコンテストに臨んだ。

演奏曲は今年度、各大会で披露してきた『スペイン狂詩曲』第1番と4番。9月の東関東吹奏楽コンクールでは、金賞を目指すも惜しくも銀賞。部長の森田しずくさんは「大きな舞台に緊張してずれが生じてしまった」と振り返る。

その雪辱を果たせる舞台が、3年生が出場できる最後の大会となる同コンテスト。ただ、受験を控えて塾に通う3年生も多く、東関東大会以降、全員が集まっての練習時間は数回しか取れなかったという。コンテスト前日に行われた同校の文化祭で披露するも、満足のいく演奏はできず。「ただ、逆に肩の力が抜けたかも」と副部長の姉川実穂さんは笑う。

3年生の結束力

迎えた本番。3年生にとって最後の大会ということもあり、緊張した面持ちの部員も多かったが、積み上げた練習の成果を発揮し、最優秀賞に輝いた。部長の森田さん、副部長の内山楓椛さんは共に1年生から同コンテストのステージに立っており、3度目の栄冠となった。

快挙の理由を顧問の中島茜教諭は「3年生の結束の強さ」だと語る。「部員数が多くてまとめるのが大変だったと思うけど、3年生の幹部たちが責任を持って引っ張ってくれた」と称賛する。

実は最後の大会を終えても、3年生の引退はまだ。3月31日(月)にみなとみらいホールで行われる同部の定期演奏会が控えているからだ。内容も3年生が主体となって考案する。「実は今も少しずつ考えている。早く受験を終えて、思いっ切り楽器を奏でたい」と4人の幹部は声を揃えた。

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