「危険な暑さに終わりが見える!」木曜日からは25度くらい 北海道の天気予報&気象予報士解説/2025年7月8日更新
北海道のあす9日(水)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
今後の道内、暑さに終わり見える!
帯広駅前の温度計です。まだ7月上旬ですが、何回もこの温度計が30度を超えてる様子を捉えてきました。
帯広では今シーズン、今日を含めて15日も30度以上の気温を観測し、過去にない暑さになっています。
きょう8日(火)も全道的に暑くなりました。午後4時までの最高気温は、帯広と十勝の池田町、幕別町が最も高く36.2度で35度以上の猛暑日になりました。函館や室蘭は2日連続で30度以上の真夏日。苫小牧は今年初の真夏日。釧路や根室は今年一番の暑さで、札幌より暑くなりました。
こちらは最高気温の表です。一番左はきょう8日(火)の最高気温で十勝地方を中心に暑くなりましたが、あす9日(水)以降も暑さ続くのでしょうか…。
暑さに終わりが見えてきますよ。
あす9日(水)以降の最高気温です。北から涼しい空気が流れ込むため、35の数字はありません。札幌や旭川はあすも30度と暑いですが、木曜日からは27度くらいです。北見は30度に届かず、木曜日は21度と涼しくなります。帯広でもあすは30度。道東を中心とした危険な暑さは落ち着き、木曜日からは25度くらいで経過するでしょう。
9日(水)の天気と気温
旭川では危険な暑さにはならないとはいえ、日中は熱中症対策が必要ですね。
あす9日(水)も各地で真夏並みの暑さにはなるので、油断せずにこまめに水分や休憩をとりましょう。
あす9日(水)の天気と気温です。
あすも広く晴れるでしょう。日中は内陸で30度くらいですが、朝晩は20度を下回ります。北見の最低気温は12度で、今夜は窓を開けたまま寝ると風邪をひくかもしれません。
根室花咲では日ざしと上空の強い暖気できょう8日(火)は今年一番の29.9度まで気温が上がりました。あす9日(水)の最高気温は25度の予想です。
あす9日(水)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
あすもカラッと晴れるでしょう。札幌や倶知安は31度の真夏日予想ですが、日陰では風が少し心地よく感じられそうです。浦河では夜は曇り空に変わります。
道北・空知です。
朝から万全な紫外線対策が必要です。午後は雲がわき立ちますが、天気の崩れはありません。内陸では朝と日中の気温差が15度くらい開きそうです。
道東・オホーツク海側です。
きょう8日(火)より雲が広がりますが、道東は昼頃を中心に、オホーツク海側は午前を中心に晴れるでしょう。帯広や北見の最高気温はきょうより5度くらい低くなります。
9日(水)からの週間天気予報
きょう8日(火)函館の気象台で、平年より9日早くアジサイの開花が観測されました。花の開花も年々早くなってきてますね。
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
日差しが出ますが、木曜から土曜日は30度に届くところも少なくなります。稚内と網走の木曜の最高気温19度は、長袖がほしくなるような気温です。
太平洋側です。
木曜日以降、低い雲や霧がかかりやすくなります。道南でも最高気温は25度に届かず、朝晩は涼しくなるでしょう。布団選びにも気を付けて下さい。
9日(水)の札幌の朝昼晩の天気
あす9日(水)の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
あすも30度くらい。もんすけは昼間、木陰で休んでいます。こまめな水分補給が必要です。ただ、あすも空気はカラッとして、時折日傘がさしにくくなるような風も吹くので、日陰では風が気持ちよく感じられそうです。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月~金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。
※8日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU