初夏の訪れ純白の花、御在所岳の山上公園でシロヤシオ見ごろ
三重県菰野町の御在所岳(標高1212m)で、ツツジ科のシロヤシオが見ごろを迎えた。純白の花が目にさわやかで、新緑のグラデーションとともに、訪れる人を楽しませている。御在所ロープウエイによると、山上公園では5月末まで見ることができるという。
御在所ロープウエイの広報担当者によると、5月14日に山上公園の日当たりのいい場所で開花を確認した。昨年より5日遅かったという。シロヤシオの季語は「春」だそうだが、同じツツジ科のアカヤシオに比べるとあとから咲き、御在所に初夏を呼ぶといったイメージで親しまれてもいる。
純白の花がさわやかなシロヤシオ
御在所岳では標高600m付近から自生しており、多くみられるのは山上公園だという。5枚の葉が車輪状に出るので、別名「ゴヨウツツジ」、幹が松のようなので「マツハダツツジ」とも呼ばれるという。愛子内親王(愛子さま)のお印の花としても知られている。
御在所岳ではツツジ科の植物が多く自生しており、例年だと5月下旬にベニドウダンやサラサドウダンも開花するという。(記事中の写真は御在所ロープウエイ提供です)
一帯が新緑のグラデーションで映える御在所岳