松田町長選 坂田純氏が出馬表明
任期満了に伴い9月7日(日)投開票の日程で行われる松田町長選挙に、元会社員の坂田純氏(58)が5月19日、無所属で立候補する考えを明らかにした。同町長選挙に立候補を表明したのは坂田氏が初めて(5月21日起稿)。
坂田氏は松田町生まれ。日本大学理工学部大学院工業化学専攻を修了後、富士写真フイルム(株)に入社。昨年10月に早期退職をしている。これまで、第5次松田町総合計画審議員、松田中学校PTA会長、神奈川環境保全協議会副会長代理などを務めている。
立候補の理由について「開かれた町政とはいえず、停滞した雰囲気がある。町民への説明、情報伝達が不十分」と指摘。「民間で培ったノウハウを活かし、縦割り組織の壁を取り払っていきたい」と話した。目指す町の姿として、「町民の声を受け止め、寄り添いながら心通う町」「豊かな自然と共生し、町の良さを残しながら利便性のある町」「財力を吟味し、持続可能な町」の3つを掲げている。
松田町町長多選自粛条例廃止をめぐる動きについては「本山町長が進退を表明していないのでわからないが、12年前の町長選挙のことを考えると英断を」とコメント。開発が進む新松田駅前は「基本的に賛成。ただ安全面に配慮し、既存の施設をもっと活かした計画に」と話した。