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ナチュールワインと小皿料理のビストロ「que」とカクテル&ワインスタンド「nome」【伏見】

日刊KELLY

洋菓子店「カシヅキ」やお酒が飲める大衆酒場「ワイロ」」、ナチュールワインを楽しめるビストロ「リンダ」、ラム肉料理の「羊咩咩」など、名古屋の飲食シーンに新しい風を送り続ける人気店の姉妹店として、2024年6月に「que(キュー)」と「nome(ノメ)」が誕生しました。

地下鉄「伏見駅」から徒歩3分程。広小路通に面した細長いビルの1・2階にオープンしたばかりの、話題の新店をご紹介します。

ワインセラーには、常時300~400種類のナチュールワインがスタンバイ!

地下鉄・伏見駅から西へ向かって広小路通を歩いていると、窓ガラス越しに見えるスタイリッシュな店内や、ライブ感いっぱいの調理スタッフの様子に、思わず足が止まります。

2024年6月4日にグランドオープンしたこのお店、1階は小皿料理とナチュールワインのビストロ「que」、2階はアテとお酒を楽しむカジュアルバー「nome」

店内は、コンクリートがむき出しになったワイルドな空間で、随所に飾られたグリーンと相まって、森の中の洞窟に迷い込んだような雰囲気です。

2階にあるワインセラーには、信頼のおける生産者のナチュールワインを中心に、常時300~400本がスタンバイ。少量生産の希少なワインも多く、毎週新しいワインが次々と入荷します。

ボトルでオーダーしたいワイン好きの方は、ワインセラーに入ってセレクトできるのもうれしいポイントです。

想像力をかき立てる、ワクワク感が止まらない小皿料理(1F que)

1階の「que」は、同じくナチュールワインを楽しめる系列店の「linda」とは一線を画し、「いろいろな料理を少しずつ食べたい」というわがままを叶えてくれる小皿料理が特徴です。

「ズワイガニと旬野菜のクスクスタブレ」(800円)

直径10数cmほどの小ぶりなお皿に、旬の野菜や肉、魚など厳選した食材を使った彩り豊かな料理を盛り付け。まるで、日本スタイルのおばんざい料理を、思い思いに選ぶような自由さがありながら、一皿一皿がどれもスペシャリテのような存在感と輝きを放っています。

「鴨胸肉ロースト・スパイスバター」(1400円)

1人呑みや2~3人の集いでも、色とりどりの料理をたくさん並べて食べるという贅沢さを、存分に満喫できるのが魅力です。

店内で生地をこね、発酵から焼成まで手掛ける「自家製リッチバターブリオッシュ」(1P 400円)

メニューを見ると、自家製海藻バターとカラスミ、発酵エビペーストと煮干し、和牛ラグーと花山椒など「この組み合わせ、食べたことない!」「どんな味わい、香りなのだろう?」と想像力がかき立てられる品々がずらり。

シェフの加藤泰行さんによると「イタリアンやフレンチの要素に、カラスミや海藻など、日本らしい食材や旬の物を取り入れています。小皿料理なので、平均6~7品は楽しんでいただけると思います」とのこと。

「メニューを見ただけで心が躍ったり、運ばれてきた料理に満面の笑みがこぼれたり。そのワクワク感を楽しんでほしい」と語る加藤さん。新しい味との出合いに期待が高まります。

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ローアルコールカクテルで
バーデビューもおまかせの「nome」

ローアルコールカクテルで、バーデビューもおまかせ♪ (2F nome)

2階の「nome」は、ナチュールワインの他に、バーテンダーがその場で作るカクテルが楽しめるカクテル&ワインスタンド。前菜やお酒に合わせたアテをお供に、ワインやカクテルを気軽に楽しめる大人の酒場です。

2Fの「nome」限定メニュー「北海道産いくらとバターのブリオッシュ」(2P 1200円)

カクテルはローアルコール中心なので、お酒があまり得意ではない人や、バー初心者の人でも、肩ひじ張らずカジュアルに楽しめます。

「これまでバーを敬遠しがちだった人たちにも、お酒との接点を楽しんでほしい」との思いがあふれたラインナップです。

待ち合わせの場所として、また1階の「que」のウェイティングや食後の一杯にも。大切な人をエスコートすれば、株が上がること間違いなし! 0次会利用から、2軒目、3軒目としても使える、懐深いお店です。

オリジナリティーあふれる料理を生む、シェフにインタビュー♪

シェフの加藤さん

――店名の「que」「nome」には、どのような思いが込められているのですか?

スペイン語?フランス語?と、おしゃれなイメージを抱くかもしれませんが、実は「食え」「飲め」から生まれた造語なんです。「食え」をアルファベット表記して読み方をアレンジした「キュー」。「nome」は、発音もそのまま「ノメ」です。とにかく気軽にカジュアルに、お酒と料理を心ゆくまで楽しんでほしいという願いをストレートに込めました。

――1階と2階、どのように使い分けをすると良いですか。

1階の「que」はナチュールワインと料理が好きな人に集っていただきたいので、ドリンクはナチュールワインとビールのみ。予約は、お酒をオーダーしていただける方に限らせていただいています。お酒と料理を心底楽しみたい、大人のビストロというイメージです。

2階の「nome」はローアルコールカクテルが中心で、ノンアルコールのドリンクもあるので「バーは敷居が高そう」と感じている人が、バーの雰囲気を味わっていただくのにも最適です。ぜひ「nome」でバーデビューしてみてください。

WRITER Hanano「実は、数年前までワインが大の苦手だったんです」と話すオーナー。丁寧に造られた、本当においしいナチュールワインとの衝撃的な出会いを経て、「生産者の思いを伝える架け橋に」との思いから、このお店が誕生したそうです。
メニューを眺めているだけで、ついつい笑みがこぼれる独創性豊かな料理と、数百ものナチュールワインのペアリング。無限に広がるその組み合わせは、まさに一期一会。スタッフとの会話も楽しみながら、未知なるおいしさとの出合いに酔いしれたいものです。

que(キュー)/nome(ノメ)

問い合わせ052-222-6222
場所名古屋市中区栄1-4-1
営業時間15:00~24:00(料理LOは23:00、ドリンクLOは23:30)
定休日不定休(Instagramにて要確認)
駐車場なし
支払い方法カード・電子マネー可
Instagram@que.nature
アクセス地下鉄「伏見駅」より徒歩で約3分

撮影/竹内恵美
※掲載内容は2024年6月時点の情報です
※価格は税込み表記です

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