7月6日、7日には監督・キャスト陣による舞台挨拶も! 熊本発のインディペンデント映画『骨なし灯籠』が神戸市を皮切りに全国公開 神戸市
2024年3月に熊本県のミニシアターで先行上映された映画『骨なし灯籠』が、7月5日より『OSシネマズミント神戸』(神戸市中央区)で公開されます。熊本県以外での上映は神戸市が初めて。
同作は脚本・監督・編集を務める木庭撫子さんと、プロデューサーの木庭民夫さん夫婦が二人三脚で製作したインディペンデント映画で、当初は地元・熊本での短期上映のみの予定でしたが、リピーター続出による異例のロングラン上映を記録し、神戸を皮切りに全国上映が決定したそうです。
歴史ある温泉街や豊かな自然を要する熊本県山鹿市(やまが)で撮影が行われた “オール山鹿ロケ作品” である同作のテーマは「共生」と「いのちの再生」。
亡き妻の骨壺を抱え、死に場所を探し、彷徨う男・市井祐介(水津 聡)は、熊本豊前街道の温泉町・山鹿で目にした祭りのポスターに描かれた「灯籠娘」に妻・ゆかりの面影を見出し、灯籠師見習いとして働き始めます。一年が経ち、妻の三回忌を迎えても、深い喪失と孤独を拭えずにいた祐介は、祭りの日に町を出ようと決意しますが、そんな彼の前に現れたのは、ゆかりの双子の妹だと語る女性・あかり(まひろ 玲希)でした――。
神戸での公開を記念し、7月6日、7日の各上映回後には「舞台挨拶」が行われ、木庭撫子監督と木庭民夫プロデューサーに加え、主人公・市井祐介を演じた水津聡さん、亡くなった妻の双子の妹・あかり役のまひろ玲希さん、灯籠師見習い・加藤直樹役の高山陽平さん、音楽を担当した志娥慶香さん(6日のみ)が登壇。
撮影秘話など制作時の様々なエピソードを聞くことができます。また、7月6日には熊本県を代表するゆるキャラ『くまモン』も登場します。
<木庭監督コメント>
熊本で大ヒットの噂を聞きつけたOSシネマズさんから「ウチでやりませんか?」とお話を頂いたとき、正直、全国は東京からというのがセオリーなので、少しためらいました。しかし、来年で阪神淡路大震災から30年。この映画は、グリーフケアの物語です。震災を経験し、大切な人を突然失った悲しみのなかで今も暮らす神戸の方々にこそ、今、お盆を前にしたこの時期に届ける「使命」を感じました。
<記者のひとこと>
インディペンデント映画が話題になるのは、イチ映画好きとしても非常に嬉しい出来事♪作品の評判がかなり良いので、筆者も必ずチェックしたいと思っています!
公開日
2024年7月5日(金)~
上映劇場
OSシネマズミント神戸
(神戸市中央区雲井通7丁目1-1 ミント神戸 9階)
舞台挨拶スケジュール
2024年7月6日(土)、7日(日)
①11:00~11:25(9:00の回 本編上映後)
②13:50~14:15(11:50の回 本編上映後)
③16:40~17:05(14:40の回 本編上映後)
作品情報
<キャスト>
水津聡 まひろ玲希 高山陽平
<スタッフ>
・脚本・監督・編集
木庭撫子
・プロデューサー
木庭民夫
・音楽 演奏/ピアノ
志娥慶香
・演奏/箏
藤川いずみ
<後援>
山鹿市
山鹿市教育委員会
一般財団法人山鹿市地域振興公社