立野高校女子バスケ 新人戦で悲願の「初優勝」 2月1日、関東大会へ
県立横浜立野高校女子バスケットボール部が1月19日に行われた「神奈川県高等学校バスケットボール新人大会」の決勝戦で、星槎国際高等学校湘南を53対48で制し、優勝。1位通過で関東大会への切符を手にした。
一昨年45年ぶりにインターハイ出場を決めるなど、近年「公立の星」として着実に実力をつけている同部。しかし、これまで準優勝どまりで、優勝は1938年の創部以来初となる。公立校の優勝は8年ぶりの快挙だ。
昨年の同大会は1回戦敗退だったことから、並々ならぬ思いで大会に挑んだという選手たち。決勝戦以外は全て10点差以上をつけて勝利した。キャプテンの北角音和さん(2年)は、初優勝を喜びつつ、「新チームは始まったばかり。これからの大会も優勝を狙っていけるように圧倒的に強くならなければ」と気を引き締める。
顧問の石川一洋教諭は新チームを、「個々の良さを生かしながら、それぞれの役割に応じて能力を発揮できている。これがチームとしての強さにつながっている」と評価する。
3年生の引退後、現在の部員は15人。副キャプテンの竹下朝陽さん(同)=南区吉野町=は「部員は少ないけれど、3年の先輩やOGが応援に来てくれたり、練習相手になってくれている。沢山の人に支えられている」と感謝する。
2月1、2日に日環アリーナ栃木=栃木県=で行われる関東大会の初戦の相手は、千葉経済大学附属高等学校。インターハイ常連の強豪校だが、北角さんは「今の自分たちができることを、自分たちらしくできたら」と意気込みを語った。