“彼女はかつて最恐の麻薬王だった” エミリアとの出会いで運命が交錯する『エミリア・ペレス』日本版ポスタービジュアル
本当の自分になりたいと願い女性として新たに生きることを決意したメキシコ最恐の麻薬王と、彼女との出会いで運命を切り開いていく3人の女性たちの姿を名匠ジャック・オーディアール監督がミュージカル仕立てで描いた全く新しい異色の感動作『エミリア・ペレス』が、3月28日(金)より公開される。このたび、日本版ポスタービジュアルが解禁となった。
エミリアとの出会いで運命が交錯する
本作は、本年度カンヌ国際映画祭において、主演女優賞・審査員賞をW受賞し、本年度ゴールデングローブ賞でも最多4部門を受賞、本年度アカデミー賞では最多12部門13ノミネート、「非英語映画」として歴代最多ノミネートの快挙を達成するとともに、主演のカルラ・ソフィア・ガスコンがトランスジェンダー女性として史上初のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされるなど、本年度の賞レースを席巻している話題作だ。
出演は、ハリウッド超大作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズで広く愛され、本作にてゴールデングローブ賞で助演女優賞を初受賞したゾーイ・サルダナ、主演でカンヌ国際映画祭において、トランスジェンダーの俳優として初めて女優賞を受賞したカルラ・ソフィア・ガスコン、全米の若者から絶大な人気を誇るセレーナ・ゴメス、そして国際的に活躍するメキシコ出身のアドリアーナ・パス。第77回カンヌ国際映画祭では、異例の4人でのアンサンブルで女優賞を受賞し、審査員長を務めた『バービー』のグレタ・ガーウィグ監督は、「4人はそれぞれが秀でていたが、一緒になると超越していた」と絶賛した。
監督と脚本を手掛けたのは、『ディーパンの闘い』でカンヌ映画祭パルムドール、『ゴールデン・リバー』でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞するなど世界で高く評価されているフランスの名匠ジャック・オーディアール。72歳のベテラン監督とは思えない瑞々しい感性で新境地を切り開き、破天荒なストーリーを圧巻のミュージカル・エンターテインメントへと昇華させた。
ポスタービジュアルでは、かつて“最恐の麻薬王・マニタス”として生き、新しく女性としての人生を歩み始めた主人公エミリア・ペレス(カルラ・ソフィア・ガスコン)を中心に、人種や性別で実力を評価されずにきた弁護士のリタ(ゾーイ・サルダナ)、自分を抑え妻として母として生きてきたジェシー(セレーナ・ゴメス)が映し出されている。エミリアとの出会いで、それぞれの運命が大きく動いていく——。華やかな花々とネオンが彩るビジュアルの中心には、銃と聖母を思わせるアイコンが施され、罪と救済、愛と憎しみ、希望と運命が交錯する本作のテーマを想起させるビジュアルに仕上がっている。
『エミリア・ペレス』は3月28日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開