マーティン・スコセッシの仕事と生涯に迫る「Mr. スコセッシ」米予告編が公開 ─ スピルバーグ、ディカプリオ、デ・ニーロらも豪華登場
巨匠マーティン・スコセッシ監督の仕事と、その背後にある物語に迫るドキュメンタリー・シリーズ「Mr. スコセッシ」が、2025年10月17日よりApple TV+にて独占配信される。このたび予告編が公開された。
本作はスコセッシの輝かしい経歴や個人史に、あらゆる側面から迫っていく全5話のドキュメンタリー・シリーズ。スコセッシ本人へのインタビューをはじめ、家族や友人への未公開インタビュー、さらに個人的なアーカイブ資料も使用されているという。
インタビューに登場するのは、ロバート・デ・ニーロやダニエル・デイ・ルイス、レオナルド・ディカプリオ、スティーブン・スピルバーグ、シャロン・ストーン、ジョディ・フォスター、ミック・ジャガー、マーゴット・ロビー、ケイト・ブランシェット、ロビー・ロバートソンのほか、編集者セルマ・スクーンメイカー、脚本家ジェイ・コックス、撮影監督ロドリゴ・プリエトら。
公開された予告編は、あまたのスコセッシ監督作品によるモンタージュと、スコセッシ本人のコメントで構成されている。「私たちは本質的に善なのか、悪なのか。私はこのことにいつも葛藤しています。我々はどこへ向かうのか、どんなストーリーを語りたいのか。映像で自分を表現できることは知っていましたが、自分だけの方法を見つけなければならなかったのです」
監督は、『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』(2015)『50歳の恋愛白書』(2009)などを手がけた監督・脚本家・女優のレベッカ・ミラー(ちなみに夫はダニエル・デイ・ルイス)。スコセッシの大学時代から現在に至るまでの人生と経験、キャリアと作品を絡めながら、スコセッシが生涯をかけて探求してきたテーマを掘り起こしていく。
なお、8月に公開されたファーストルックでは、代表作『タクシー・ドライバー』(1976)の製作中、スタジオから暴力・流血描写をカットするよう要求されたスコセッシが激昂したエピソードが、複数人の口から語られている。
ブライアン・デ・パルマは「彼はスタジオのトップを殺そうとしていたらしい」との噂を語り、スコセッシは「映画が壊されるくらいなら盗んでやろうと思ったが、周囲に止められた」と笑いながら明かす。またスティーブン・スピルバーグは、当時のスコセッシが色調を変えるという対策をひらめき、シーンをカットすることなく映画を守り抜いたことを振り返った。
「Mr. スコセッシ」は、2025年10月17日よりApple TV+にて独占配信。これに先がけ、10月4日にはニューヨーク映画祭でワールドプレミアが実施される。
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