北RC、30周年祝う 草間氏が記念講演
東京八王子北ロータリークラブ(北RC/伊藤和生会長)が4月19日、創立30周年の記念式典を料亭なか安(暁町)で行った。関係者や、日頃から交流のある児童養護施設の児童生徒らを招き、約120人で節目を祝った。
記念講演として、新島学園短期大学准教授の草間吉夫さんを招き話を聞いた。草間さんの専門は児童福祉。自身は生後3日から乳児院、2歳から高校卒業まで児童養護施設で育ち、大学院博士課程修了後は児童養護施設に勤めた。その後、松下政経塾に入塾し、児童福祉をテーマに研究。2006年からは茨城県高萩市で2期市長を務めた経歴を持つ。
八王子市内の施設で働いていた時期もある草間さんは、自身の生い立ちや学生時代の出来事、母との関係などを赤裸々に話し、招かれた生徒児童らを前に先輩として語りかける場面もあった。
また式典では、30周年事業として1年間を通じて主に4つの事業を展開したことを報告。八王子花火大会や西八夏祭りへの協賛、恒例のふれあいコンサートに海外支援事業としてランドセル寄付を呼びかけたり、ポリオ根絶チャリティーゴルフ地区事業を行った。
伊藤会長は「地域に根差した奉仕活動を続けてきた。今後も時代の変化に対応しつつ、発展できるよう活動を続けていきたい」と話していた。