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新感覚の限定スイーツも!一度は行っておきたい「ハッカの聖地」(北見市)

北海道Likers

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ミントグリーンのキャップが特徴的な『ハッカ油』と書かれたスプレーを見たことはありますか? 筆者は毎年、夏になると愛用しています。

実は、このスプレーを製造しているのが、北海道北見市に本社を構える『北見ハッカ通商』。併設されている『KITAMINT FACTORY』では、北見でハッカ栽培が盛んになった歴史を学べるだけでなく、お土産を買ったり、限定スイーツを楽しめたり、コワーキングスペースが用意されていたり、家族みんなで楽しめるスポットになっています。

今回は、『KITAMINT FACTORY』についてご紹介します!

清潔感溢れる「KITAMINT FACTORY」

画像:北海道Likers

2019年に完成した株式会社『北見ハッカ通商』の新社屋に併設されている『KITAMINT FACTORY』。2024年4月にリニューアルオープンしました。

画像:北海道Likers

『北見ハッカ通商』は、1983年に現在の『ホクレン農業協同組合連合会』である『北海道信用購買販売組合』が北見薄荷工場を閉鎖したことをきっかけに、“ハッカの灯を消してはいけない”という強い思いから誕生しました。そして、歴史を受け継ぐ形で、翌1984年に創業。さらに1985年には法人化され、今も多くの人に愛されている『ハッカ油スプレー』の販売がスタートしました。

今年2025年には創業40周年を迎える中、創業当時からの思いは変わることなく受け継がれています。

1階:ハッカの歴史を学ぼう! 「きたミントホール」

画像:北海道Likers

1階は歴史が展示されている『きたミントホール』、各種商品・製品が並ぶショールーム、そしてここでしか食べられない限定スイーツがある『薄荷堂本店』があります。

ホールの天井は高く、開放的な空間が広がっています。ファクトリー内はハッカの爽やかな香りで満たされているのもポイントです。

(1)「ハッカ」の知識が増えるパネル展示

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ホールには“日本のハッカ史”が展示されており、ハッカに関する知識を学ぶことができます。

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他にも興味深いのは、“北見にハッカが広まった理由”などのパネル展示。歴史やその成り立ちについて細かく紹介されています。

(2)平日限定の見学スペース

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また、平日はスペースの一角でガラス越しにハッカ油製品の充てん作業が見学可能! この施設内で充てんから製品化まで、ほぼ自動で行われているそうです。

(3)圧倒的な存在感!「メントール結晶」

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そんなホールの中で一際存在感があるのが、高さ70cmの『メントール結晶』。結晶はハッカの歴史や、製造過程を知る上で象徴的なものであることから、リニューアル時に制作され、展示しているのだそう。

(4)ピアノや展示スペースも

画像:北海道Likers

また、ホール内にはピアノがあり、ここでコンサートが開かれることも。

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他にも北見市常呂町を拠点として活動するカーリングチーム『ロコ・ステラ』の選手のサイン入りカーリングストーンなど、見所がたくさんあります。

1階:「北見ハッカ」が手がけるチョコミントスイーツ

ファクトリー内にある『薄荷堂本店』ではソフトクリームやジェラートを注文することができるのです。今回は、筆者が実際に食べてみた商品をご紹介します。

(1)「薄荷堂本店」限定のソフトクリーム

ソフトクリームはこの『薄荷堂本店』限定のスイーツ。牛乳はオホーツク産のものを使用している他、天然の色素で淡い緑色をつけ、ハッカの油と結晶で風味と清涼感をそれぞれ調整しているというこだわりっぷりです。

画像:北海道Likers

筆者は今回、『ソフトクリーム ミックス』(480円)をチョイスしました。

美味しいチョコレートソフトクリームの味を最初に感じた後、後味に清涼感が駆け抜けていく感覚は、今までに食べたことのない、虜になってしまうような味わいです。

(2)組み合わせ自由な「ジェラート」

画像:北海道Likers

ジェラートはサイズを指定し、フレーバーを数種類から選ぶことができます。

筆者がいただいたのは“チョコチップミント”、“チョコミント”、“塩ミルクミント”の3種を乗せた『ジェラート トリプル』(650円)。

3種類とも、市販のミントアイスが苦手な方にもおいしく食べていただける味を目指して開発されたのだそう。組み合わせる素材によってミントの感じ方も変わってくるため、それぞれにハッカ油と結晶の割合を調整しているとのことでした。

この3種類の中でも、“チョコチップミント”が最もハッカの清涼感が強い味となっています。チョコチップのアクセントが心地よく、食べ飽きない味です。

“チョコミント”は香り高いチョコレートが特徴的。カカオ70%以上のクーベルチュール・スィートと、口どけの良いチョコチップを使用しており、後味にほのかにミントが香ります。

“塩ミルクミント”は、オホーツクの塩を使用することでミルクの甘味が増して、ハッカの風味と優しくとけ合っています。

筆者は元々、チョコミントスイーツが大好きですが、ミントアイスやチョコミントが苦手な方にこそ食べてほしいと強く感じました。いわゆる“歯磨き粉のようなミント”の味が一切しない、それでいてハッカの風味や清涼感を味わえる絶妙なバランスとなっているスイーツ。これを食べるためだけにでも、ここに来る価値はあると思います。

2階:ボルダリングからコワーキングまで多様なスペース

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また、2階にはイートインスペースのほか、子どもが楽しめるボルダリングスペースや、コワーキングスペースが用意されています。

コワーキングスペースはフリーWi-Fiを使用することができ、営業時間内で利用することができますよ。

「KITAMINT FACTORY」の詳細

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住所:北海道北見市卸町1-7-3
電話番号:090-5606-0910
営業時間:10:00~17:00
定休日:不定休

北海道Likersライターのひとこと
近くにお住まいの方はもちろん、北見にワーケーションで訪れて、仕事をしながらソフトクリームを楽しめるといったこともできますね!
ハッカの虜になること間違いなしです。

取材・文/しろくまとラベンダー

【画像】北海道Likers

※この記事は取材時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
※文中の価格はすべて税込みです。

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