五感刺激する手作りクレヨン 忍者デザインも 伊賀・福永さん
「作って、描いて、見て楽しい。世界に一つだけのクレヨンは五感を刺激してくれる」。三重県伊賀市下郡の保育士、福永さおりさん(52)は、自然由来のワックスや顔料を使って好みの色・形にする手作りクレヨン(カスタムクレヨン)の魅力を広めている。
昨秋、職場で園児たちがクレヨンで楽しく絵を描く様子を見て、「手作りクレヨンができたら楽しそう」と思い立ち、材料や作り方をインターネットで調べた。パステルアートの指導資格を持つ福永さんは「ありのままの表現ができるカラフルなクレヨンが自分で作れる」と、魅力にはまっていった。
形は動物や花、ペン、乗り物などさまざまで、色は「混ぜてもいいし、単色でもいい」という。手裏剣や苦無(くない)など、忍者にちなんだデザインも人気があり、子どもたちが喜びそうな明るい色目を選ぶことが多いそうで、「皆さんにも癒やしを与えるクレヨンを作ってほしい」と話す。
5月4日にはプラント伊賀店(同市ゆめが丘1)で開かれる「手づくり市『いがコミ!』」に「まるっとちゃん」の屋号で参加し、約100点を展示販売する他、お絵描き、クレヨンすくい、アート作品制作などのワークショップも開く予定。自身のインスタグラム(@maruttochan)で作品を紹介している。