“かはく”とのコラボによる動物がテーマの展覧会「どうぶつ展 わたしたちはだれ? どこへむかうの? ~WHO ARE WE? WHERE ARE WE GOING?」が立川『PLAY! MUSEUM』で開催中
2025年4月にオープン5周年を迎えた、大人も子供も楽しめる東京都立川市の美術館『PLAY! MUSEUM』。『国立科学博物館』とのコラボレーションにより、世界屈指の動物標本コレクションとともに体験型のインスタレーションを展開する「どうぶつ展 わたしたちはだれ? どこへむかうの? ~WHO ARE WE? WHERE ARE WE GOING?」が、2025年7月6日(日)まで、『PLAY! MUSEUM』で開催されている。TOP画像=PLAY! MUSEUM 「どうぶつ展 わたしたちはだれ? どこへむかうの?〜WHO ARE WE? WHERE ARE WE GOING?」コーナービジュアル(C)MASAHIRO SAMBE。
“かはく”の展示とアートが融合し進化する!
『国立科学博物館』の巡回展キット「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」を用いて、貴重な資料や世界屈指の動物標本コレクションが展示される本展。そこで発見するさまざまな“動物のふしぎ”について、「WHO ARE WE」というコンセプトをヒントに、<笑顔の森><模様の惑星><しっぽはすごい>といった5つのテーマでさらに掘り下げ、体験型のインスタレーションとして展開する。
広報担当の草刈さんは「さまざまな仕掛けが施された展示物から、鑑賞者自身が「動物のふしぎ」を探っていく体験型の展覧会です。『国立科学博物館』が所蔵する世界屈指の動物標本コレクションの他、模様や心拍、しっぽなどのふしぎを体感するインスタレーション、動物をモチーフにした現代アーティストの美術作品を鑑賞できます。さらに、ラジオ感覚で楽しめる新開発の“『ながら聴き』音声ガイド”は、誰でも無料で利用可能です」と見どころを語る。
アーティストたちとのコラボで発展する“動物たちのふしぎ”
発見された数々の“動物の不思議”は、アーティストたちが作品を通して発展させ、耳をすませる、手を動かすなど、身体を使って鑑賞される作品として登場する。観る者は作品を体感するうちに、新たな学びや発見が得られる構成になっている。
また、大曽根俊輔(乾漆彫刻家)、清川あさみ(アーティスト)、瀬戸優(彫刻家)、鷹山真彩(陶芸家)、土屋仁応(彫刻家)、名和晃平(彫刻家)、はしもとみお(彫刻家)、ミロコマチコ(画家)、安田ジョージ(彫刻家)ら9人の現代アーティストが制作した、「ユートピア」にも注目だ。約30点の立体や絵画作品によって生み出された、いそうでいなかった? 摩訶不思議な動物たちがそこに存在している。
哺乳類の中で人間だけに与えられた無限の創造力が生かされた作品。そこに存在する“どうぶつたち”が、「私たちは誰なのか、そしてどこに向かうのか」、改めて問いかける。
開催概要
「どうぶつ展 わたしたちはだれ? どこへむかうの? ~WHO ARE WE? WHERE ARE WE GOING?」
開催期間:2025年4月16日(水)~7月6日(日)
開催時間:10:00~17:00(土・日・祝は~18:00。入館は30分前まで)
休館日:無
会場:PLAY! MUSEUM(東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3棟2F)
アクセス:JR立川駅から徒歩10分
入場料:一般1800円、大学生1200円、高校生1000円、中・小学生600円、未就学児無料
【問い合わせ先】
PLAY! MUSEUM☏ 042-518-9625
公式HP https://play2020.jp/article/doubutsu/
取材・文=前田真紀 ※画像は主催者提供