高速バスに乗車するとお肌は乾燥する? 往復バスに乗車して肌の水分量・脂分量を計測すると…
「高速バスの車内は乾燥する」という話を耳にしたことがあるバスユーザーは少なくないはず。車内は空調の関係で乾燥しがちなイメージですが、どのくらいカサカサになっているのか気になったので調べてみました。高速バスの乗車前後でスキンチェッカーを使って水分量・脂分量を計測してみます!
夜行バスでお肌チェック! 調査方法と乗車前後のスキンケア
今回のお肌調査では、東京~大阪間の夜行バスに乗車して、お肌の状態がどうなるかチェックしてみます。行きと帰りの乗車時間はどちらも7時間程度。乗車したバス便も同じなので、環境はほぼ同じはずです。
スキンチェッカーで計測
「美ルル スキンチェッカー」を使用して、お肌の状態を確認します。
こちらのスキンチェッカーでは、水分量・脂分量・お肌の弾力を計測できます。お肌に軽く当てると3秒ほどで計測できるので、今回は頬部分を計測することにしました。
説明書によると、季節によって水分量・脂分量の基準は変わるようで、取材時の夏の基準値(頬)はこちらの通り。
水分量:35~60%
脂分量:16~30%
夏は水分量・脂分量ともに他の季節と比較すると高めになるようです。
私のお肌タイプは、全体的に脂性肌ぎみ。乾燥すると皮脂が増えることが多いので、夏はさっぱりめの化粧水・乳液を使用しています。目元は乾燥しやすいためアイクリームを使用。
スキンケア直後、頬部分のお肌を計測してみると…
水分量53%、脂分量16%! 画面の色で肌状態がわかり、良いときは「緑色」、改善が必要なときは「オレンジ色」、お肌の状態が悪いときは「赤色」に変化します。スキンケア直後だと緑色なので、状態が良いことがわかりますね。
往復でスキンケアの方法を少し変えてみる
往復とも乗車する1時間前にスキンチェッカーを使用し、乗車後は降りてすぐに計測します。
行きと帰りではスキンケアの方法を少し変えてみました。
【行き】普段通りのスキンケア
化粧水 → アイクリーム → 乳液
【帰り】乾燥対策スキンケア
保湿系シートマスク → アイクリーム → 乳液
プラスαで車内にてミスト化粧水を振りかける!
まずは普段のスキンケアで夜行バスに乗車!
夜行バスに乗車する1時間前にスキンケアを済ませ、乗車バス停に向かいます! この日の天気はくもり、外の気温は30.4度、湿度は61%でした。
乗車前の肌状態
上記で紹介したとおり、スキンケア後の肌状態は水分量53%、脂分量16%。
保湿もされていて、良い状態と判定されています!
夜行バスで東京→大阪間を移動
今回乗車するのはカーテン付き・3列独立シートの窓側席です。乗車するとすぐに車内消灯の時間になったため、急いで眠る準備を整えます。車内は寒すぎず、暑すぎずの適温。
頭上から冷房の風が吹いていたため、乾燥の原因になりうる風はなるべくさけます! 吹き出し口で風量を調節しました。
これでばっちり。おやすみなさい。
早朝起きたらさっそく顔に触れてみます。
顔は乾燥しているというより、ベタベタぎみです。インナードライでしょうか。
大阪で降車後、さっそくスキンチェッカーで確認してみると水分量33%、脂分量40%。
乗車前と比較すると、このようになりました。
水分量:53%→33%
脂分量:16%→40%
水分量は基準値の35%を下回り、脂分量は30%を大きく上回っています…。ちなみに普段、家のベッドで睡眠をとった後の頬の水分量は40%、脂分量は25%ほどでした。
通常と比較すると乾燥したわけではありませんが、ややインナードライぎみ?
乾燥対策をして大阪→東京間を移動
帰りの夜行バスは、大阪に到着した当日の21時頃。乗車前のスキンケアはスパでお風呂に入った後に行いました。
普通の化粧水ではダメかも? と思っていたので、シートマスクを持参しました。お肌をパックでひたひたにして、アイクリーム、乳液を塗って乾燥対策!
乗車前の肌状態は、水分量52%、脂分量16%です。
行きのスキンケア後と大きく変わってはいませんが、帰りは休憩時にミストスプレーも振りかけます!
いったいどうなるでしょうか?
夜行バスで大阪→東京間を移動
帰りの夜行バスも行きと同じ便・同じ座席にしました。この日の大阪の天気はくもり、外の気温は28.9度、湿度は78%でした。かなりじめっとしていますが、車内は適温でじめじめした感じはありませんでした。
大阪から京都に立ち寄ったため、消灯時間は出発して1時間ほど経った22時頃。お肌の調子を整えたいので、早々に目を閉じました。おやすみなさい~
途中、休憩のタイミングでミストスプレーをお肌に振りかけました。これで少しはお肌が潤っているはず…!
無事東京に到着後、スキンチェッカーでお肌を計測してみました。
乗車前と比較すると、以下の結果に。
水分量:52% → 39%
脂分量:16% → 30%
行きの乗車後の肌状態と比較すると、このようになりました。
水分量(基準値 35~60%)
行き:33%
帰り:40%
脂分量(基準値 16~30%)
行き:39%
帰り:30%
行きは基準値よりも水分量が下回り、脂分量が増える結果になりましたが、帰りはどちらも基準値内におさまりました!
お肌調査のまとめ
往復バスに乗車してみて、思っていたよりも車内は乾燥していないなという感想です。行きは肌状態がよくありませんでしたが、入念に乾燥対策をした帰りのバスでは肌状態がそこそこ良かったように思います!
夜行バスは普段よりも睡眠時間が減ることが予想されるので、乗車前後のスキンケアは大事ですね。
また、車内では咳をしている方が何人かいました。高速バスに長時間乗るときは、加湿タイプのマスクを付けたり、水分補給をしたりするのが良さそうです。バス移動する際は、スキンケアを忘れずに快適なバス旅を楽しんでくださいね!