「芥見下々『呪術廻戦』展」いよいよ明日、渋谷にて開幕 展示内容と見どころを公開
『週刊少年ジャンプ』で連載中の芥見下々による漫画『呪術廻戦』の「創作秘話」を解き明かす大型展覧会「芥見下々『呪術廻戦』展」が、いよいよ明日開幕する。
本展覧会ではデジタル手法による『呪術廻戦』の創作工程を、作者の解説も交えながら一挙公開。連載前に制作されていたプロトタイプ『呪術匝戦(じゅじゅつそうせん)』のネームが本展で初めて一部が公開されるほか、『呪術廻戦』のネームや下書き展示など、初公開資料が盛りだくさんとなっている。このたび、展示内容と見どころが公開された。
エントランス
漫画、アニメ、ミュージカルなど芥見下々氏のデビューから『呪術廻戦』の歩みを紹介する、芥見下々×『呪術廻戦』年表が掲出される。
領域之壱 プロトタイプ&ネーム
完成原稿ができるまでのネーム・下書きを惜しみなく展示。『呪術廻戦』へとつながる前日譚『東京都立呪術高等専門学校』から、連載前に制作されたプロトタイプのネーム『呪術匝戦』も初展示。『呪術廻戦』という作品がどのようにして生み出されたのかを見ることができる。
全貌解禁『秘匿絵図之間』
データの残る『呪術廻戦』の連載第1話(1巻)から第236話(26巻)までの「ネーム」と「下書き」をプロジェクタ投影展示する。ネームは4400ページ以上、下書きは3000ページ以上からなり、作者の創作した物量と、費やした時間を感じさせるかのように流れ続ける。そのほとんどが本邦初公開となるネーム。そして名場面構築への準備の様子がうかがえる貴重な下書き類は必見。スキャンする前の紙の状態で残る、芥見氏が手書きした「アナログ」のネームも展示。また、芥見氏と担当編集がやりとりした「返しネーム」(担当編集がネームを読んでの指摘)も一部公開。
領域之弐 デジタル作画メソッド
構想から作画、アシスタント陣との作業連携……デジタル作画ならではの『呪術廻戦』の緻密な創作工程を分かりやすく紹介・解説する。
領域之参 連載原稿 総力解説
ストーリーごとに区切ったエリアで、キャラクター・設定・ストーリーについて、ネームや下書き、背景画を交えて作品づくりの最深部を解説。芥見下々氏による Q&A 形式のコメントを添えて、これまで明かされていなかった部分まで掘り下げる。デジタルで描かれた原稿だからこそ見ることができる、ネーム・下書き・背景画をパネルや映像で展示。エリアによっては、フォトスポットも設置されている。
領域之肆 カラーイラスト
渾身のカラーイラストの数々を大迫力のサイズで展示。デジタルで描かれた作品だからこそできる拡大出力&デザイン処理によりトリミングされていた部分まで高範囲で出力。展覧会キービジュアルの制作過程をおさめたタイムラプス動画や、「週刊少年ジャンプ」の表紙となったイラストの創作過程も公開される。
「芥見下々『呪術廻戦』展」は、2024年7月6日(土)から8月27日(火)まで、渋谷ヒカリエ内のHikarie Hallにて開催。