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熊本タイラバ釣行で65cm春マダイをキャッチ【涼結丸】水温変化ゆえの低活性に苦戦

TSURINEWS

65cm春マダイ手中(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

懇親会や仕事が多かった1~3月。3月末にもなるのに、今回が2025年初釣りだった。久々の釣りなのに気持ちがハイではなかったのは、前週からの天気が無茶苦茶で、出発前から先行き不安釣行だったからだ。

当日の様子

釣行日である3/30は大潮。前週3/17~18は熊本県でも積雪だったのに、今週3/26には宮崎県で30.2度を記録。正直言って無茶苦茶な気候である。

北風が残り少し荒れていた(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

釣行前日から北風も混じって海は荒れ気味。不安に追い打ちをかける寒さだった。

使用タックル

タックルは、天龍レッドフリップRF5111B-Mに、シマノ炎月CT150HGを使用。タイラバは自作の物を利用した。タイラバのオモリは80~100gを状況に応じて使い分けた。

使用したタイラバ(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

いざ出船!

今回も懇意にしている遊漁船涼結丸を利用した。6:00に三角港から出船。分かってはいたが強めの北風が吹き晒している。この日は9時満潮だった為、現時点でも潮流が速い。船長の判断で3ノット程度のポイントを攻めた。

アタリが無い

いつも開始から2時間以内に何かしらのコンタクトがある。しかし今日は2時間経っても私の竿にはアタリが無かった。

8時過ぎには同乗者がどうにか30㎝級真鯛を掛けていたが、他は全く釣れず。当たりすら乏しい状況である。3/26に宮崎県で30.2度を記録したものの、現地の水温は12~14度。この水温では動ける魚も少なかったのであろう。アタリがあっても釣れないのはよくあるが、アタリもないのは辛すぎた。そうしているうちに出港から3時間が経とうとしていた。

一回目のアタリでロクマルが

8:40、ようやく自身にも1尾目ヒット。時間的にも潮どまり直前のヒットだった。着底から7~8m以内に急にひったくるようなアタリで、前アタリも無かった。潮止まり直前とは言え、3ノット近い潮流に乗せられ、ヒット時55mだった糸量は72mまで引き出された。ゆっくりとしたやり取りの中に、しっかり魚が走るタイミングもあり、真鯛らしい手応えであった。

悪条件下ほど面白い(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

巻き続けること数分、浮いてきたのは65㎝、3.5㎏の真鯛だった。春らしいサイズである。上がってきた魚影に落ち込んでいた船内の雰囲気が僅かに色めく。

下げ潮に入ってもアタリなし

無事に上がったロクマルに船内色めくも状況に大きな変化はなし、相変わらず渋かった。更に11時を過ぎると強烈な下げ潮に苦戦。どの場所も100gでも対応できなくなるほどの潮流となってきた。ひらすら3ノット以下の場所を探し求めて移動した。

フックは1本切れていた(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

潮流が速いと、平たい鉛玉は抵抗を受けて流されやすくなる。潮流によって重さや形にはこだわるべきであるが、どうしても鉛ではサイズが大きくなり抵抗を受けてしまう。重めのタイラバを使うシーンでは、タングステンなども利用しながら釣り続けた。

ただ、工夫の甲斐なく、最後まで渋い状況に変わりはなし、13時には納竿となった。

熊本の春の真鯛はまだ早かった

船長曰く、前日には同ポイントで13枚釣れていたそうだ。とは言え最盛期には程遠い釣果らしい。明らかに水温が寒かったのが原因だ。

最初で最後の1枚だった(提供:TSURINEWSライター野口昭伸)

船長によると5月過ぎが釣果が安定するのでオススメらしい。

平時より悪待ちするタイプの私は、この状況でも楽しんで釣りをしているので、寒かろうが関係はなかったが。

<野口昭伸/TSURINEWSライター>

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