イーロン・マスク、『ブレードランナー 2049』は「最悪」 ─ 訴訟受けてコメント
映画のイメージを無許可で使用したとして『ブレードランナー 2049』(2017)製作会社アルコン・エンターテインメントより訴訟を受けたテスラ社CEOのイーロン・マスクが、「あの映画は最悪だった(That movie sucked)」とXに投稿したことが話題となっている。
マスクはテスラ社の新たな自動運転車両“Robotaxi”発表プレゼンテーションで、『ブレードランナー 2049』の劇中カットを思わせる生成AI画像を使用。アルコン社は事前に映画画像の使用許諾を求められた際に拒否していた。マスクはプレゼンテーションの中で、“望まない未来”のイメージとして、生成AIによる『ブレードランナー 2049』のような退廃した未来の画像を提示した。
アルコン社は作品のイメージを無断で悪用されたとして、イーロン・マスクとテスラ社、およびプレゼンテーションのために会場や資材を提供したワーナー・ブラザース・ディスカバリー社を訴訟していた。
プレゼンテーション内でマスクは、画像を投影しながら「私は『ブレードランナー』が好きですが」と口にしていたのだが、続編については印象が悪くなったようだ。自身の所有するXにて、ニュースを伝える投稿に「あの映画は最悪だった」とコメントした。
That movie sucked
— Elon Musk (@elonmusk)
『ブレードランナー 2049』は、SF映画の金字塔『ブレードランナー』(1982)の続編として2017年に公開された映画。監督ドゥニ・ヴィルニーヴ、主演ライアン・ゴズリングによって伝説的な物語の続きを描いた。ヴィルヌーヴ監督は同作について、「現在に至るまでの僕の企画の中で、最も難しいものでした」「もう他の人のユニバースには関わらないようにしよう、そう思い至りました」とを語っている。
なお、現在『ブレードランナー』シリーズは、初となる実写ドラマシリーズ「ブレードランナー 2099」が撮影中だ。