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松田瑞生「もう一度ロス五輪に向けて頑張りたい」大阪国際女子マラソン5度目の挑戦

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大阪国際女子マラソンの出場選手たち,Ⓒカンテレ

東京世界陸上の出場権かけ26日号砲

第44回大阪国際女子マラソン(正午~カンテレ・フジテレビ系全国ネットで生中継)が26日に行われる。

9月に東京で開催される世界陸上の日本代表選手選考競技会で、2時間23分30秒の参加標準記録を突破したランナーが代表候補となる。2028年ロサンゼルスオリンピックへ向け、第一歩を踏み出すレースでもある。

昨年は前田穂南(天満屋)が2時間18分59秒をマークし、19年ぶりに日本記録を更新。今大会にも日本トップクラスの選手が出場予定で、世界選手権の出場権をかけた熱き戦いが期待される。

24日に大阪市内で行われた記者会見には松田瑞生(ダイハツ)、鈴木優花(第一生命グループ)、松下菜摘(天満屋)、小林香菜(大塚製薬)、伊澤菜々花(スターツ)らが出席。大阪国際女子マラソンで過去3度の優勝を飾り、今回で5度目の挑戦となる“なにわの女王”こと松田は「(コンディションは)好調です。この1年で走ることを楽しめるようになったのが私の中では一番大きいです」と手応えをにじませた。

さらに「去年、パリ五輪代表を逃したときに“これで五輪は最後”と言っていましたが、監督ともう一度ロス五輪に向けて頑張りたいと思う自分がいました。まずは世界選手権の代表権をとるために1年間頑張ってきたので、一歩前進できるように頑張ります。笑顔でゴールすることが目標です」と“4年後”を見据えて再スタートした胸の内を明かした。

Ⓒカンテレ

パリ五輪6位の鈴木優花「6位に満足はしていない」

パリオリンピックで6位入賞を果たした鈴木は、大阪国際女子マラソン初出場。「年末年始合宿をしてきましたが、今までより質の高い練習をできているので、調子は悪くないと思います。 昨年はパリ五輪に日本代表として出場させていただきましたが、決して6位に満足はしていないですし、これから何回でも世界大会を経験したいので、世界選手権の代表権をとりに行く気持ちで挑みたいです。目標は自己ベスト更新で、2時間20分台、19分台に近づけるように精一杯頑張りたいと思います」と力を込めた。

2023年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)5位の実力者・松下は「自己ベスト更新という目標を明確に、集中して練習を積んできました。年末年始合宿の練習も順調に消化できたと思います。日本代表になるのは簡単なことではありませんが、少しでも代表に近づけるようなレースができたときには、その座を狙っていきたいと思います」と決意。

早稲田大学ランニングサークル出身の異色のランナー・小林は「入社して以来順調に練習ができたので、いい状態です。目標は、できるだけ先頭集団についていくこと、その中で自己ベストを更新できればいいなと思います。強い選手がたくさん いらっしゃって、私はまだ代表権の獲得を見据えられていませんが、参加標準記録を目標に走りたいです」と語った。

また、一度は引退するも、昨年現役復帰を果たし、トラック・ハーフマラソンで快進撃を続ける33歳の伊澤は「練習も順調にできたので、とてもいい状態だと思います。目標は優勝することで、タイムは2時間19分台を目指したいです。約2年ぶりに現役復帰をしましたが、“マラソンで日の丸をつけたい”“日本代表になりたい”という思いから復帰したので、世界選手権に向けて代表権をとれるようなレースをしたいと思います」と強気な姿勢を見せた。

エチオピアのエデサ「目標は優勝」

さらに、海外招待選手も登壇。ウォルケネシュ・エデサ(エチオピア)は「目標は優勝することです。ペースを守って25kmまでは走ろうと考えています」、ロナチェムタイ・サルピーター(イスラエル)は「大阪に来られてうれしいです。大阪は高速コースと聞いているので、自分のベストを尽くしたいと思います。自己ベストを更新することが目標です」と話した。

一方、ネクストヒロイン枠の依田来巳(大阪学院大)は「初マラソンなので、自分がどういう走りをするのか、どのくらいのタイムで走れるのかが予想できていません。ただ、監督から声をかけてもらいながら自分なりに練習してきているので、初マラソンを楽しむことを一番に、今後にいきる挑戦した走りができればと思います。唯一のネクストヒロイン枠で緊張していますが、トップの選手の走りに刺激をもらいながら走りたいです」とフレッシュに意気込んだ。

世界の舞台を目指すランナーたちが大阪で火花を散らす大阪国際女子マラソン。正午から生中継される地上波放送には、今年も女子マラソン界のレジェンドたちが集結する。有森裕子氏(バルセロナ五輪銀・アトランタ五輪銅メダリスト)、高橋尚子氏(シドニー五輪金メダリスト)、千葉真子氏(アテネ世界選手権銅メダリスト)、野口みずき氏(アテネ五輪金メダリスト)、渋井陽子氏(元女子マラソン日本記録保持者)、福士加代子氏(モスクワ世界選手権銅メダル)の6人が、レースを徹底解説する。

さらに大阪国際女子マラソン公式YouTubeでは、約5時間にも及ぶ“裏生実況”を配信。レース開始1時間前から、全選手のゴールシーンまで、スペシャル解説・増田明美氏(スポーツジャーナリスト)、タレント・森脇健児、“マラソン博士”こと森岡芳彦氏(城西国際大学女子駅伝部監督)らが見届ける。

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記事:SPAIA編集部

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