2000年前の石に触れる!? イスラエルパビリオンが万博を体験レポ 【大阪・関西万博】
2025年4月13日(日)に開幕した「大阪・関西万博」。各国のパビリオンが注目を集める中、4月23日(水)にはイスラエルパビリオンの開館式が行われました。会場には駐日イスラエル大使館の公式マスコット「シャロウムちゃん」も登場し、多くの来場者とともにオープンを祝いました。
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長蛇の列ができた開館式!「永遠」がテーマの空間ユダヤ教の伝統「メズーザー」取り付けも披露2000年前の建築石材に“触れる”ことができる!
長蛇の列ができた開館式!「永遠」がテーマの空間
イスラエルパビリオンがあるのは、複数国が共同で出展する「コモンズ‐C」。開館式当日は入場待ちの列ができ、一部時間帯には入場制限もありました。
式典ではまず大阪・関西万博イスラエル政府代表のヤヘル・ヴィラン氏が、パビリオンのテーマが“永遠”であること、2000年前の石材や1700年前のオイルランプといった貴重な歴史的遺物が見どころであることを強調しました。
ユダヤ教の伝統「メズーザー」取り付けも披露
式典ではユダヤ教の儀式「メズーザーの取り付け」も行われました。これは聖典『トーラー』の一節が記された巻物をケースに入れ、建物の出入り口の柱に取り付けるというもの。神聖な瞬間に、場内からは大きな拍手が起こりました。
続けて駐日イスラエル大使館公式マスコットキャラクターの「シャロウムちゃん」が登場して、テープカットや乾杯も行われ、華やかに開館を祝いました。
2000年前の建築石材に“触れる”ことができる!
イスラエルパビリオン最大の目玉は、中央に展示された2000年前の古代エルサレムの建築石材。暗闇の中に浮かび上がるように配置されており、来場者は実際に触れることも可能です。
そのほか、1700年前のオイルランプなども展示。2024年に発見されたもので、ユダヤ教の神殿にまつわるシンボルが刻まれています。
また、パビリオン内ではエルサレムの聖地「嘆きの壁」や、イスラエルの最新技術を紹介する映像も上映。この「嘆きの壁」には願いを書いたメモを挟むという伝統があります。
パビリオンでは、設置されたタブレットで、伝統に習い「願い事のメモ」を作成し、仮想的に壁へ届けることもできます。
歴史ある石材に触れるというレアな体験もできるイスラエルパビリオン。パビリオン中央に浮かび上がる石材は古代のロマンを感じさせてくれるはず。
イスラエルパビリオンでは、2025年5月15日(木)にナショナルデーも開催。どんな催しになるのか要注目です!
EXPO 2025 大阪・関西万博
開催期間:2025年4月13日(日)〜10月13日(月)184日間
開場時間:9:00〜22:00
開催場所:大阪・夢洲(ゆめしま)
交通:Osaka Metro中央線「夢洲駅」すぐ
写真・文/國友敬